∴SHRINE∴
∴FANTASY LIVING THING PICTURE BOOK∴

■ep.11 LEGEND(中編)■
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レイハが目を覚ましたのは昼過ぎに、初めは何故自分が診察台に寝ているのか

理解できなかったが、次第に事を思い出し

 「・・・わ、私、何て事を(汗」

情事の赤面から恐怖の青面に。だが、その予想に反して薬湿布を巻かれた打身は

意外に痛まず、目に入った診察書にも要約に今日一日のんびり休めとの事。

医師としての能力も高いアルシアの指示である。従わないわけにはいかない。

格好が格好なので一度身を清めがてらに白襦袢に着替え

薄幸病弱美人な感に、空腹を満たすを満たすため居間へ。

流石に誰もいない・・・わけでもなく、招かざる客が暇潰しに読書を嗜んでいた。

 「・・・いらしたんですか」

 「今は他に行く処はない。行くつもりもない」

生真面目な性格そうなだけあって、思わず漏らせた言葉に反応してしっかり返事。

と、レイハも売り言葉に買い言葉で

 「さっさと御国に帰られてしまえば、私もどんなに気が休まることか・・・」

 「眷属如きが何を気に病み勝手に怪我しようと私の知ったことではない。

・・・しかし、彼も随分と既得な者だ。眷属自身の失敗に態々力を費やすとは」

敵もさる者ながら、反撃にレイハの米神が引きつる。

本当なだけに痛い。このままでは負けてしまう。冷静にならなければ。冷静に・・・

ここは感情を押し殺して忍び・・・考える。欺の姫ならば如何言い返すか。

 「それだけ、私たちが彼に愛されている事。

そのようなモノの考え方しか出来ない貴女は可哀想ですね」

 「それで主を脅かしては眷属として本末転倒もいいところ」

 「うぐっ・・・」

ライならばそんなことは一向に気にはしないが、レイハは忍としての誇りがある。

主の刃となりて忍び影から護ってこその存在。 それが今のレイハは

色秘書も良いところに迷惑すら・・・所詮、忍の姫。 欺の姫にはなりえなかった。

ささやな勝利でも満足げに見えるメイフィアを尻目に

冷め切った食事は何故か惨めにしょっぱく・・・

 「・・・、ねぇ」

「・・・・・・」

 「・・・あきちゃった。お仕事」

「・・・・・・」

 「ねぇ、ラぁ〜イ〜」

「先、キッカリ仕事済ませてからな」

再び、執務室を支配する沈黙。 いつもと転じ真面目な主と異なって、今日の秘書

・・・乳を強調に胸元も露なスーツのアルシアは机の上に上半身投げ出しダべっていた。

人目があればスゴいまでに姫で有能なのに、二人っきりだとこうも自堕落で・・・

 「〜〜〜♪ 〜〜♪ 〜〜〜♪」

「・・・・・・」

 「〜〜♪ 〜♪ 〜〜〜♪」

「えっえーいっ、止めんかっ!!! キリキリ働けっ、キリキリっ!!!」

行き成り鼻歌で机の上を舞台に踊られては、ライでなくともキれる。

むしろ、早々にだらけていた時点で切れていなかっただけ大したもの

 「え〜〜、横暴ぉ〜〜。鬼ぃ〜、悪魔ぁ〜、ケダモノぉ〜〜」

「・・・ほっほぉー、自分から手伝うとか言いだしておいて今まで

真面目にしなかった処か机の上で踊りだしたアルシアさんがソウいいますか」

 「だってぇ、やっぱり全然面白くないんですもの」

「ほぉー。元々、コノ仕事は面白くない代物なんだけどねー。

それでも俺は耐えてがんばっているっちゅーのに・・・・・・」

ライの顔が怒りから無表情に目がすっと細く・・・邪笑へ。

 「あっ・・・真面目に御仕事しようかしらぁ」

「ああ、真面目にやってくれ。 オモチャ付けて真面目にな」

 「それ・・・そんなの(汗」

アルシアに今更拒否はありえない。ライが引き出し奥から持ち出したモノに

真面目に仕事をしていればよかったと思っても既に手遅れであった・・・。

行き成り休暇が出来ても、常に秘書として働いていたレイハには

それはそれで問題に手持ち無沙汰で、居間には天敵(?)がいるため居られず

結局、辿り着いた先はある意味、レイハの領域ともいえる執務室。

それでも仕事をしないようケジメをつけるため、白襦袢に流髪のまま。

礼儀正しく三回ノックに「失礼します」と入ってみれば

当のスカチャラ主と妖艶秘書が意外に超真面目に机仕事に携わり

「おう、レイハもうイイのか?」

 「えっ? あ、はい。・・・さぼって・・・いませんね(驚」

「こんな時までサボるほど俺は外道じゃないよー。 まぁ、やっと何とか終りそうだ」

 「それは、お疲れさまです」

こうしていると、まるで妻みたいで・・・ちょっと気持ちいいかもしれない。

「ホント、お疲れだ。 昨日の今日で色々あったし・・・」

 「あっ・・・」

他意なくライが漏らした一言に、思い出し曇るレイハの表情。

許されるはずがなかった。主に思いをよせるなど・・・

それを察し席を立ったライはレイハの元へ

「何を悩んでいるかしらない・・・んや、分るから余り深くツッコまないけど

俺は少なくとも、レイハを大事な仲間・・・それ以上の存在だと思っている。

だから・・・後はもう、言わなくても分るな?」

 「・・・はい。」

嬉しいやら恥ずかしいやら・・・告白にOKをもらった少女さながらに嬉し泣き。

だが、執務室は二人っきりというわけではないので

いつまでもイイ空気を続かせるわけがなく

 「あ、あんた達ねぇ・・・人前でいつまでもイチャついているんじゃないわよぉ」

二人の分け入るアルシア。 俯き、肩をブルブルブルと震わせ・・・

「ああ、未だ居たのか・・・」

 「あっ・・・もうしわけありません。忘れていました」

 「ふっ・・・くっくっくっくっ。イイ度胸してるじゃなぁい。 特にレイハっ!!!」

えっ私? と、唖然とするレイハにアルシアが向けた顔は

肌は火照って朱がさし凄みがある笑みで、脂汗がタラ〜〜リ。

 「あ、アルシア?」

 「ライのせいでワタシ、もう如何しようもない状態なのよねぇ」

「俺のせいにスな。アルシアが初めっからマジメにやっていれば問題なかった事」

ライも含まれ恨まれているはずなのに、ライは何故か悠々と応答。

それが頼りになる一方で、まるで仕返しされるのは自分ではないと言っているようで

 「だからってぇ・・・ここまでするかしらぁ?」

アルシアが見せ付けるかのようにタイトスカートをたくし上げるとソコには

股間を危険なまでに締め上げジットリと濡れた革帯。

そして、妖艶に付根まで包む黒ストッキングの内股は、溢れ垂れた愛液が・・・

 「ライ、これは・・・」

「いやいや、アルシアはこの方がマジメにするもんで、ね。オシオキがてら(ニヤリ」

一転、奈落に落ちる処を手を掴まれ助けられたと思った瞬間に邪笑で手放された心境。

驚愕に身体がわななき後さずりのレイハを後ろから抱締めるのはアルシア。

 「どうしても・・・どうしても・・・ライにしてもらってもイけそうにないのよねぇ。

膣だけじゃなく、お尻も、尿道までもオモチャに貫かれて動かれちゃってるのに・・・

で・も、レイハの可愛い顔を見れたら私、絶対いっしょに気持ちヨくイけるわぁ」

「ああ・・・」

それは正に、餓えて獲物を捕縛に如何頂くか考えるケダモノの眼であり

もはやエモノでしかないレイハには逃げる術などなく、ただ貪られる道しか・・・

 「あっ・・・やぁ・・・だっだめぇ・・・」

 「うふふふふ・・・レイハ、イイ声よぉ。ゾクゾクしちゃう」

スカート脱ぎ捨て以外半脱ぎなアルシアに

後手に腕を己の髪で縛られレイハは白首を仰け反らせて背を壁に追い詰められ

耳をしゃぶられながら白襦袢を肌蹴させられ、艶乳を揉みくだしに太股も露に股間を

乱暴に嬲られていた。響くのは、二人の嬌声と吐息以外はヌチャヌチャを柔肉を貪る音。

そして、ポタリポタリと床を打つ二人の愛液。

それを、薄情な笑みで離れ腕組んで見物する男ライ。

レイハの視線が彷徨い、その姿を捉えて助けを求める。

 「あっらぁ? 急に愛液が溢れてきちゃったけどぉ

・・・レイハ、ライに見られて感じてる?」

 「ちっ、ちがああああぁぁあぁぁぁあああぁっ」

図星な上、瞬間珠を抓られたレイハは絶頂にプシッっと漏らし・・・

ヅルヅルと床の上に崩れ落ちていく。

 「イイ表情よぉレイハちゃん。 見てるだけでもイきそう(ハァハァ

でも私、そんな勿体無い事できな〜〜い。 だ・か・ら、一緒にイきましょ?

コレで貫いてあげるから・・・」

と、アルシアが持ち出したのは凶悪なまでにトゲトゲなディルドー。

柔らかな樹脂製なので柔壁がそう傷つく事はないが、それでも

そんなモノで貫かれた日には・・・

 「・・・・・・」

ソレを理解し、レイハは逃げようと喘ぐが殆ど体力が尽きたところでイかされては

もはや足腰など立つはずもなく、ただ己の流した液体で手足を滑らせるだけ。

そうこう足掻いている間に、アルシアは己の股間を弄り・・・装着完了。

 「うふふふふ、これって私が作ったモノだったりするのよねぇ」

 「・・・・・・(イヤイヤ」

レイハを押し倒しにまんぐり返し、既に用を足さない布切れごと

ゾブリッ

 「!!?」

 「すっ、すごぉ・・・レイハの喘ぎがビンビンきちゃう・・・」

挿入に股と腰が密着し、レイハの内のディルドーとアルシアの内のディルドーが

直結に固定されているため御互い少し動くだけでも柔壁が掻かれ、それが快感へ。

今までライは触れず見てきたわけだが、健全な男が美女二人が絡む姿を前に

そういつまでも傍観なんぞしてはいられない。

「アルシア、そろそろ俺も混ぜてもらう」

 「はぁ、ふぅ・・・ええ・・・私、全部塞がっちゃてるから、レイハのお尻に・・・」

アルシアはレイハを抱締め、己は下にレイハを上に。

本来ならレイハ逆転のチャンスだが、変わらず這々体に身を預け喘ぐ事しか出来ない。

ムニッとお尻を開く感触にレイハの眼が見開かれ、肛門挿入で更に大きく

 「「あ゛ひっ!!?」」

「っ・・・、俺のモノを掻いてくれる固いブツブツはアルシアか。レイハ越しに」

 「あ゛あ゛っ、ライ、動かないでぇ(泣」

 「・・・・・・ハっ・・・ハヒっ・・・」

「・・・二人ともまとめて俺が喰ってやる」

 「「!!?」」

サド娘,マゾ娘共に待ち受けているのは股間から掘削されるような淫獄・・・

・・・・・・・・・・・・

 「全くもう・・・手加減知らずなんだからぁ。

腰ガタガタになっちゃったじゃなぁい」

「よく言う。股間、以上にエゲツナいもので犯されてるのに腰動かしてたくせに」

 「犯したのはだ〜れよっ」

床の上で乙女座りに廊下を歩き回れる程度に着直しながらアルシアは

ソファに膝枕でレイハを寝かせるライに文句をいう。

犯していたのか犯されていたのか、可也疲労していてもおかしくない筈なのに

肌には艶を増し可也元気そうである。

レイハなんか完全に果ててしまい、今完全に熟睡してしまっているのに。

これはもう、体力云々ではなく・・・妖艶娘の御技?

「全く・・・喰ったのか喰われてしまったのか・・・疲れたぁ〜〜」

 「そりゃ、一日に何度もハードプレイしてりゃ疲れもするわよぉ。

じゃ私、シャワー浴びてくるわねぇ〜〜。フォロ〜ヨロシクぅ〜」

アイタタタと腰を叩きつつ、覚束無かずカタカタ震えていても

己の脚で壁伝いにアルシアは逃げていった。

「散々するだけしといて、後始末は毎度俺任せか・・・」

毎度後でごねるレイハを宥めるのは手間ではあるが

スヤスヤと眠りあどけない顔を見ていれば幾らでもする気にはなる。

コノ程度の手間ぐらい、ささやかな幸せに比べれば・・・



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