・・・・・そして翌早々朝、未だ空は暗い
アレスはたまに徹夜をするので知っているが、使用人の皆様の朝は可也早い。
頭が上がらないくらい。
「・・・ほとんど、寝た気がしないぞ。 こらっ」
愚痴ってみてもその原因の一つは寝息で返事。多分隣で剣戟が起きても目を覚まさないだろう。
背後から、ネグリジェの中リオの柔肌に直接、指を這わせてみる。
いつも思うが、しっとりキメが細かい絹のような肌。
軽く押してみても柔らかく、常日頃の厳しい訓練に対し過度に筋肉がついた様子も無い。
気付けば指はリオの身体で最も湿り気がある温かい太腿付根の逆Δの空間へ
「・・・最低だな。まるで変態だ。・・・・まるで、じゃなく変態そのものだ。」
自嘲気味に笑ってみても、その指の動きは止められない。
指二本を前後に動かし、薄布の上からリオの大事な部分擦り立てる。
しばらくすると、僅かの生地は許容量を越え指自体が愛液でシットリと湿ってしまった。
そのまま、もう液を吸えない布を少しずらし中指と人差し指とリオの膣腔へ
「・・・っぁ・・ぅ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
指で丹念にリオの内側、柔壁をゆっくり撫で回す。指に絡み付く肉の感触が心地よい。
もう一本指を追加。中央三本でリオの中を広げ掻き乱す毎に、太腿が微かに閉じたり開いたり
・・・肉奥にシコリ発見。ソコを指で押す毎に
(グッ)ピクン(ググッ)ピクンピクン(グニッッ)ビクッ
「アンっ・・・ぅっ・・・ぁぁ・・・」
リオの身体はおもしろいように反応し、痙攣した。
高揚した肌と濡れた唇からもれる切なそうな吐息がよりいっそう劣情を誘う。
指をさらに奥へ。 指先に奥にぶつかった。
己の獣欲に従い、リオのお尻の割れ目に手を押し付け突当りを弄る。
「・・・ぁ・・・ん・・・くぅぅ・・・はぁ・・・」
ヅリュ
聖域侵入。
中指の先が子宮口に潜り込んだ途端、中指を軸に暴れ膣壁を掻き回す。
グギュチョグチャグチャゴリゴリガリグチャ
「・・っぁ・・っぁ・・ぁぁ・・ぁぁぁ・・ぁっ 」
ピクッピクピクッビクッビクビクッビクビクビクッビクッッッッッゥ
激しい愛撫にリオの肢体は痙攣、波は次第に大きくなり一瞬激しく爆ぜ、絶頂を迎え硬直。
そして、リオの全身から力が抜けた。 コレだけの折檻を受けても未だ夢の中。
目尻から涙を零し、荒い吐息をする半開きの口端から流れる唾液がより陵辱感を誘う。悪夢みたいに。
濡れた手を綺麗に拭い、強姦されたリオの涙を 唾液を拭き取る。
こんなにいとおしく愛して大事にしたいと思っているのに、俺はリオに酷い事をしてしまった。
そうだ、リオが悪い。無抵抗で俺に懐くからこんな目に遭う。俺に弄られる。
・・・違う。俺が、俺が、俺が、
「・・・ごめん。ごめん、リオ。」
俺は、いつかリオを壊す。 俺はリオの近くにいない方がいいのか。
所詮、自問自答。誰も正解を知らない。回答を出すのは己自身。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「起きろっ、起きろ。」
ユッサユッサ、カクカク
「・・んやぁ〜〜、眠いよぅ〜〜、もう少しぃ〜〜・・・z」
アレスがリオの肩を掴んで揺すり、リオの頭が前後に揺れる。
「寝るなら自分の部屋で寝ろっ。ココで寝るなっ!!!」
ユッサユッサユッサユッサ、カクカクカクカク
「ぎぼじばる゛い゛、目゛が回゛る゛ぅ゛」
「嫌なら自分の部屋に行け。俺といる所が見つかったら二度とここに帰れなくなるぞ!!」
「うっ・・・・・・意地悪、アレス君のバカアァ(泣)」
ナイトガウンを羽織り出て行ってしまった。
「・・・意地悪でもバカでも結構。」
リオが自分の部屋から出た処を誰にも見つかっていない事を確認すると
二度寝しようとベットへ戻った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ヴゥン、ザッ、ヴンヴン、ピタッ・・・ザッ、スゥーー
「・・・フゥゥゥ――」
朝靄の中、大きな敵を仮想した一連の動きを終え、身動きせずにユックリと肺腑から息を捻り出す。
結局アレスは完全に目覚めてしまったので、裏庭を借りて朝訓練。
「お疲れ様、アレス君。 私と手合わせしてもらってもいい?」
わざとらしく気配を発しながら来られては、後から声を掛けられても別に驚きはしない。