∴SHRINE∴
∴FANTASY LIVING THING PICTURE BOOK∴

■ Lio Go Home ■
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その日の深夜、月光に照らされた屋敷の廊下をさ迷う一つの影。

乱れた髪で下着とワイシャツだけを身に着け、壁を伝い歩く娘。

全身汗びしょ濡れで髪と衣服が高揚した肌に張り付き、甘い息をするその姿は異様で淫靡、美しくすらある。

「はぁ・・・はぁ・・・はうぅぅぅ・・・」

震える脚 内股を伝い、床に点々とシミを作る液体は汗・・・だけではない。

その娘の辿り付いた先はアレスの部屋。部屋の主は朝の実験以降ノビたまま寝続けている。

コンコンコン

当然、反応なし。娘は黙って入室して、内股を擦り合わせながら震える脚でアレスの元へ。

「ア、アレスくぅん、起きて、起きてよう。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

娘は襟首を掴み思いっきり揺するが、アレスは安定した寝息のまま。

「アレスくん、起きてええええええええぇぇぇっ!!!」

仰向けのアレスの上、腰の上に馬乗りになるとありったけの回復魔法を叩き込んだ。

「・・・う・・ん・・・・んぁ?・・・リオ? え? え!!?」

「アレスくぅん、私、切ないよぅ。切なくて苦しいのぉ。」

開眼一番アレスの眼に飛び込んでのはシャツの 下着の 上から自分の柔らかい処を自分で揉み倒し、

潤んだ目でおねだりするリオ

余りものリオの乱れ具合にアレス絶句硬直。何が一体、いつもは清楚な彼女をこんな淫乱に。

実はこの二人、殆ど週に半分以上夜一緒に寝るくせに、月に片手で数えられる程度Hをすれば御の字。

つまり、若いくせに不健全な関係っ!!!(←あれ?)

「よ、よしよし、落ち付け、リオ、なっ?」

宥めるアレスに対し、リオはイヤイヤと抵抗。

「いいもん。あ、アレス君がしてくれないなら、するようにアレス君、変えるもん。」

「は?」

「・・・コ、コンフュージョン」

「なっっ!!? くぁ!!・・・・・・・・」

「ア、アレス君!!!?(慌)」

混乱の魔法が直撃。

その勢いそのままに頭を仰け反らせたその様子に、さすがにリオも冷静を取り戻す。

「アレス君!!アレス君!!!!」

「・・・・・・・・・・」

ぐぅるんっ!!

「ひっ!!!」

不意にアレスは異様な回転で頭を元の位置に戻し、幽鬼のような血走った目でリオを睨む。

「・・・・ア、アレス君?」

「はぁっ・・・・・・・・・」

「えっ?」

余りにも小声のため聞こえなかったリオがアレスに耳を向ける。

アレスはその耳元に、否、首筋にゆっくりと顔を近づけ、ネチャァと糸を引きながら口を開けると

「・・・娘、俺の贄と成れ」

カプッ、 ズル、ズルルル、ズルルルルルゥゥゥゥゥ

「えっ!!? ヒャヒッ!! ひぁ!!あっああっあぁぁぁぁぁぁ・・・・」

吸血鬼さながらにリオ白い首筋に牙を突き立て、『吸収』で生命力を吸い取っていく。

どうやら貧生命力状態で『混乱』が懸かってしまったためにアレス自身自分が吸血鬼だと思ったようだ。

アレスの持ち魔法に『吸収』はないが手持ちの魔法と今までの訓練からその程度、容易に創れる。

命を吸い取られる行為に甘美な快感を覚えるリオ。

そして、カケナシの生命力だけを残してベットの上に捨てられた。

「あっ・・・あ・・ああ・・・」

リオ全身脱力で、身動きする事も話す事すら適わない。ただ喘ぎ、四肢を痙攣させるだけ。

それをあたかも肉食獣が兎を見るかのように赤い眼で見下ろす吸血鬼アレス。

その眼光を睨まれるだけでリオは恐怖とそれ以上の期待を感じてしまった。

まるで『魅了』を掛けられたかのように。

実際、『魅了』を掛けられてしまったかもしれないし、そうでないかもしれない。

何であれ今のリオに抵抗する術はない。だた、吸血鬼に好いように貪られるだけ。

「・・・次は、この肉を喰うか?」

「あっ、あう〜〜〜〜(泣)」

ムギュウウウゥゥゥっ ホスンっ

握るのに丁度好い小振りの乳房をワイシャツごと鷲掴み、頭が浮くまで引張り上げるとパッと手を離し、

再びリオをベットに落として、手を一閃

ブチブチブチブチ

ワイシャツのボタンが吹き飛んだ。

「・・・(イヤイヤイヤ)」

「・・・良い肉付きをしている。特にココ(プニプニ)とか、ココ(ツツツツ)とか、ココ(プニっ)とか、

ココ(プニっ)とか、ココ(フニ)とか、ココ(プニっ)とか、ココ(プニっ)とか柔かくて美味そうだ。」

乳房、臍上部、脇腹、下腹部、股間、内股、太腿の順に弾力を確かめる様に押していく。

そして、その眼も冗談ではなく本気。

人形の様に力の入らないリオを抱き抱えワイシャツを脱がし、先ずは乳房。

ガブッ

「ーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」

驚愕で声にならない悲鳴を上げるリオの柔肌に牙を突き立て本気で齧り吸い付く。

噛跡に血が滲み、ほのかに甘い鮮血が口腔に広がるまで・・・・・・


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■ Lio Go Home ■

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