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■ とある騎士団の日常 ■
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「え?あ、はい。」

野郎3人が気配を消し向った先は近くの川・・・の茂みの中

『おおおおおおおお、絶景じゃああああああああ』

『これは命を掛けてでも見る価値があるモノだと思わないカイ、新人君』

二人が見ているもの、ソレは濡れた肢体の大事な所を黒い下着で隠し、光を纏った娘達。

その中、リオだけが白い下着、濡れた布が透け、隠すべき蔭りが・・・・

『な・・・・な・・・・な・・・』

『リオちゃんは白い下着だね。うん、危険だ』

貴様達がな

『うむ、今度黒い下着をプレゼントせねば。団長として』

団長として、じゃないだろうがっ

『団長、アンタって人はあああああああぁぁぁ』

『うむ?』

『最っ高っです!! 彼方に付いて行きますッ!!!』

グワァシッ!!!

熱い抱擁を交わすバカ×2

 

シエルの耳がピクピクと動き、尻尾の先がクネッと指す。

「レイハ、あそこに誰か居る・・・」

「・・・分かりました。」

黒いレオタードのレイハが水から消えた。そして・・・

茂みの中に這いつくばったバカ×2の足元、水を滴らせながらレイハが立ち

「・・・ふぅ、ライはともかくとして、アレス君まで(呆)。」

「「ヒョッ!!?・・・」」

「お、男足る者、美しいモノがそこにあるなら命を賭けてでも見なければなるまい?」

「なら、ここで死んでも悔いはないだろう?」

「そうですわ。言ってくだされば何時でも見せて上げますのに・・・」

「団長に見られた・・団長に見られた・・ついでにアレス君まで・・」

既に二人は包囲済み。それを遠くから見守るカイン

「済まないね、ライ,アレス君。僕のこの美顔に傷をつけるわけにはいかないんだよ」

そして戦線離脱。 一方、

「アレス君は初犯なので今回は見逃すとして・・・、ライは死刑。」

「異議無し(ゴキッ、ゴキッ)。」

「ライィ、覚悟してね (嬉)。」

「団長・・・不潔です(泣怒)。」

「ふ、婦女子足る者、そんな色っぽい姿で刑罰を下すのはどうかと思うのですがっ。特に、リオ」

「わ、私?」

「透けて、形がクッキリ・・・・」

「ひっっ!!!(怯)」

「「「本当に死ねっ、このっバカ男おおおおおぉぉ!!」」」

ドスッベキッドカッベキッドカドカッドスッドスドスッベキッドスッベキッドカッベキッドカ・・

「ぅひょおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ・・・・・・」

「団長おおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉ」

・・・・・合掌(チーン)

 

「団長、なぜ逃げなかったのですか?」

半殺状態のライに肩を貸し、屋敷へ向いつつアレスが質問

「男足る者、悪事がばれれば素直に裁きを受ける。それでこそ、騎士。」

・・・ソレ以前の問題では? と思ってしまったアレス。

「それに、覗きとは男と女の真剣勝負ッ!! ばれた時の彼女等の反応が最も楽しいのだよ。

・・・・・引掻かれたのは流石にきついけど。」

何を言っているんですかアンタはと思いつつ、何故か納得。

「・・・でしょうね。」

そんな、二人を待っていたのは

「朝食抜き?」

「うん、彼女達が全部食べてしまったんだよ。今日の朝食は美味しかったからね。」

「団長〜〜〜(泣)」

「情けない声を出すな。・・・・・ここは、篭城戦の訓練だと思って耐えるんだ。」

「ライ・・・負け惜しみだね?」

「・・・・・・・・覚えてろよ、カイン。」

その日の夕食と翌日の朝、食堂にはカインの姿がなかった・・・


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■ とある騎士団の日常 ■

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