彼女の解答に御老達は満足したよう。勝手のイイ道具がまだ毒されてないと。
「最後に、クリスティン君、君はライ=デステェイヤーに犯されたと事は本当か?」
「っ!!!・・・・・・は・・・い」
クリスティン自身、恥辱に顔が上気するのが解る。
「やはり精を受けたのかね?」
「そ、それが何だと」
「質問に答えたえたまえ。非常に重要な事なのだよ。」
「・・・う・・受けてません。 精など受けてませんっ!!!」
何でそんな事を聞かれなければならないのか、悔しいやら恥ずかしいから。
「ほう。精を受けていないのに犯された、と。
では具体的に、どのように犯されたのかね?」
無答は許さない。言わなければ処分する。
「お、御尻を・・・犯されました。・・・指で」
「よく解らんな・・・・・・実際、服を脱いで、やってみせてくれたまえ」
拒否は無い。拒否は無い。拒否は無い。拒否は無い。拒否は無い。
「・・・は・・・い」
新調した騎士剣で暴れられたらどんなに楽だろう。気絶できれば。逃げられたら。
制服のような騎士の正装を脱ぎ・・・下着捨て・・・
一部を包帯で覆う痛々しい肢体の、金の陰毛と乳房を手で隠し
「隠すな。 今直、やって見せろ」
頭の血管が端から破裂していきそう。
椅子に座り、足も椅子の上に上げM字開脚。己の恥ずかしい処を曝け出し、
指をその孔へ・・・
「っ!!?」
あの時の屈辱を思い出してか、其処は熱を帯び柔らかくなっていた。
「ふんっ、随分と手馴れているな。処女を護りつつ快感に浸るか。
将来楽しみだな。貞淑な淫乱妻として・・・」
余計な御世話。腹立たしい事この上ない。くせに
「う・・・くはぁ・・・はぁ・・あああっ」
柔軟に排泄孔は1本2本・・・と両手の指を飲み呑んでいき、
そこから発する快感が彼女の頭をオカしくさせる。
「犯されたのは、指、だけか?」
「い、いぇぇ・・・剣の握りでもぉ・・・」
悲しかな、嬌声で喋りながらも腸壁を貪る指は止まらない。
「使いたまえ。クリスティン君の好きなように・・・」
騎士剣はクリスティンの脚より長さがあり、立てれば柄頭は彼女の臍の僅か下。
「ぁい・・・」
騎士娘は椅子の背凭れに片手を着き御尻を突き出し、
もう片手に持った騎士剣の柄頭をポッカり開き腸液滴る菊孔に沿え
ツプ、ヅヅヅヅヅ
「んふ、ふああああああっ」
抵抗無く飲まれていく騎士剣。
騎士娘はその騎士剣でガンガンと奥を突きヨリ飲み込ませ、
剣が地を叩く毎に柄頭が子宮を外から叩き、騎士娘の惚けた視界に散る火花。
「オシリがああぁ、オナカああぁ、ダメええぇ、いいぃぃぃっ」
今や騎士娘は可也の長さがある握りを身体の中に収め、
両手を椅子に着いて腰を振り剣を床に押しつけ、
その反動の剣が暴れる事で快感を得ていた。
「浅ましい・・・」
「だがコレなら、まだ使いようはある。」
「正義の味方の女騎士様が尻狂いか・・・(呆」
「うわ、うわあああああああああっ!!!」
幾重の目に曝されながら恥辱の言葉に絶頂に達し、ドサッと床に倒れ
「ぅ・・・ぁ・・ぁ・・・・」
尻から剣の尻尾を生やしたまま茫然自失。虚ろな瞳は何を見ているか
・・・・・・・・・・・・・・
閉ざされた馬車に揺られ、虚ろなまま振動に身を委ね
「正義は・・・・・・」
あの時、不覚にも彼に犯された時を思い出してしまった。
乱暴に苛めながらも、哀しさがあった。俺にこんな事させるな と。
傷付け傷付き、それでも彼女が怒りを 憎悪を懐かない限り止めない と。
だからこそ辱めを受けながらも・・・・・・。
だが今回は・・・ただ辱めを受けただけ。服従を誓わされたようなモノ。
女騎士を貫いた騎士剣は既に綺麗に拭かれ
「これで・・・自害すれば良かった・・・」
投げ捨てた剣は床にぶつかり、誇りと共に・・・・・・
彼女がもし単に優秀なだけだったなら、
真相を知る事もなくコレほど苦しみはしなかっただろう。
「遅い、遅いっ、遅いいいっ!!!」
夜、篝火に遠巻きで村人達に見られていても魔杖を振回し暴れる幼女魔導師。
偉そうに半年ぐらい留守にしても大丈夫と言ったのは誰だ。 → ルー
「いつ帰ってくるか分らないライを当てにしても仕方が無いんじゃないかな?」
と、玄武甲を装備して冑を小脇に抱え、地面に凰翼と龍爪を突き立てたカイン
「それならカインが如何にかしてくれるっていうのかしらぁ?」
と、鎖鎧姿に腕に雲鏡を装備し腰に丸めた龍尾を携えた妖艶(?)なアルシア
「はははは、観客がいない所で格好つけても意味ないじゃないか」
ドガッガスッドべキャッ
「・・・さ、ささやかな冗談だよ(汗」
「こういう時に私達がそう言う事をいうと洒落にならないのよぉ(怒笑」
「まあ実際、僕が出る以外にないんじゃないかい?」
「御前の力を疑っている訳じゃないのだがナ・・・こう・・・一人じゃナ」
作戦はカインを囮に時間を稼ぎ、頃合を見てルーが村に結界を張るしかない。
故エンジェの得意とする魔法に『護晶壁』というものがあった。
蒼い結晶状の板結界を造り、その面のあらゆる攻撃を防ぐというものだが
ルーの場合、同質のモノを球状に長時間張る事が出来る。 しかし、
結界という代物は強力なモノになればなるほど何も通さない。つまり結界内は密閉。
だからタイミングを一つ間違えれば時間まで結界内の空気が持たず魔獣に圧入られ
結果全滅・・・なんて事になりかねない。
だからカインが十分に時間を稼いだ上で、自身も帰還しなければならないのだが
「ふっ、大丈夫。 ライが「破壊剣」なら僕は「盾」だからね・・・
しかも僕はだだの「盾」じゃない。攻撃もする「盾」。
表立って戦うのは主義じゃないけれど・・・失望はさせないよ」
普通、破壊剣というものはよっぽど変った者でない限り両手持ちで
攻守共にこなすものであり、その時は盾は使う事が出来ない。
だが村にその「破壊剣」が在していない今・・・
ただ、盾にも「守」であるにも関らずカインの龍爪のように「攻」を持つものがある。
冑を被り完全防備のフェイスガードから覗く瞳はナンパ男では無く、
智将・歴戦戦士のそれであった。