∴SHRINE∴
∴FANTASY LIVING THING PICTURE BOOK∴

■ EPISODE01 ■
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夜、歓迎会という名の酒宴では

「おおお〜〜〜っ、し、傷に染みる〜〜〜」

「・・・・・・・・・・・・・・・(痛)」

酒を飲んで悶絶するライを挟んでフェイ&ゴリアテが、

向い側にしかめっ面のキリト&エンジェが座っていた。

クピクピクピ プハァ

「・・・キリト、さっきは悪かったな。すまん。」

不意に謝ったライを要領を得ない顔で睨むキリト

「〜〜〜、暴言のことだよ。俺と貴様がヤり合う前、お前にボロクソ言っただろ?

あれは挑発のためだと言っているんだ。」

クピクピクピ プハァ

「あれか。・・・その程度、初めから分っている。 お前も魔法使わなかったな。何故だ?」

「・・・・忘れてた。 どちららにしろ使わせる気ないくせに。」

「当然(含笑)」

「「ふっ・・・はははははははは(爆笑)」」

クピクピクピ プハァ

「お二人サン、盛り上がっている所邪魔するみたいで悪いがのぅ。

ライ、オマエサンの動きはそれなりの訓練を受けた者のものだ。相手を気遣う綺麗な戦い方もする。

オマエサンみたいなイイ家の出のモンが何故傭兵をやっていたかを聞きたいのぅ。

無理にとはいわんが・・・」

元傭兵のゴリアテにしてみれば、ライが自分の知っている傭兵像からかけ離れ過ぎていて

良家出身が訳あリでそう騙っている様に見える。

「俺って、そう見える?」

頷く一同。

クピクピクピ プハァ

「んん〜〜、俺、ある村で記憶喪失で拾われた。で、翌日その村が向うの軍の焼き討ちを食らって

そこで一人戦い続けて生残った俺は、迎撃に来た傭兵部隊に拾われて現在に至るって訳。」

その時、無意識に敵から奪っていた大剣が今の相棒。

「では、名前は?」

「ライっていうのは俺自身のものだぜ。愛称か本名か知らないけどな、コレと魔導術をチットばかしな。」

体術,剣術に関しては記憶がなくとも身体が覚えている。

だからこそあの時、目の前の虐殺にぶちキれたライはその激情に身を任せて敵を無力化できた。

徒手空拳にも関らず。

何故か照れて話す様子から虚偽を騙っていることは全く無い。

静まり返る一同 その中で

クピクピクピ プハァ

「・・・さっきから疑問に思っていたんだけど、「クピクピクピ プハァ」って何ですか?」

キリト&エンジェが決してそちらの方を見ようとしない。ゴリアテからは自分が影になって見えない。

「にょんでるかァ〜〜、りゃイぃ〜〜!!!!」

耳に吹き付けられる熱い息。恐ろしい事にその声はろれつが回っていなかった。

クピクピクピ プハァ

数々の死境を潜り抜けてきた戦士の直感が告げる。決してそれと目を合わしちゃなんねえと。

・・・目ぇ合わしちゃったよ、おい。

「にょめぇ〜〜〜〜りゃイッ、ケプッ!!」

『戦闘妖精』ならぬ『酒乱妖精』が肌を紅く高揚させ据わった目で絡んで来る。

「・・・お前等、知ってたなら飲ますなよ。」

「い、いえ、フェイちゃん、こんなになるまで飲んだ事ないので・・・」

ビシッ

「こりゃぁっ、えんにぇっ!! 妹にょくしぇに生意気(にゃみゃーき)ニャー――」

驚愕の真実。フェイ,エンジェのフェリア姉妹はフェイの方が姉。

身長,B,H、エンジェの勝ち。Wは引き分けか? いや、フェイの体付きはちゃんと女の子をしています。

「ニャー―、ニャー―、ニャー―(怒)」

グリグリグリグリ

フェイが後から細腕を首に回して頭に抱き付いてくるので服を通して

小振りながらシッカリした形の胸が後頭部に押し付けられてくる。

「「「・・・・・・・・・・」」」

「・・・なんというかさ〜、女の子の酔払いほど性質の悪いものはないよな〜〜」

「ニャー―、ニャー―、ニャー―(泣)」

グリグリグリグリ

「・・・つか、お前等、付き合い長いんだから如何にかしてくれよ。」

「お、俺はコレから部屋で呑み直すんでな、また明日なぁ。」

「・・・じゃあな、また明日。」

みんながみんな、キリトは戸惑うエンジェを連れて帰ろうとしていた。

「逃げるか貴様等!!!」

「・・・ふっ、戦略的撤退と言ってもらおう。」

後は後ろも帰り見ず脱兎の如く逃走。残されたのは酔いどれフェイとライだけ。

「ニャー―、ニャー―、ニャー―(甘)」

グリグリグリグリ

「・・・・・・俺、自分の部屋もフェイの部屋も知らねぇじゃん。」

「ニャー―、ニャー、ファァァ〜・・・z・・・z・・・」

寝息と共に身体に掛る重み。

「・・・如何するんだよ、これ?」

まあ、何であれ人に好かれるのは悪くない。それが例え酔いどれ娘でも。 ・・・悪くないよなぁ?

フェイを自分の膝枕に寝かせ一人酒を呷る。

その内、誰かがコレを引き取りに来るかもしれない。・・・来ないかもしれない。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

暗い廊下、キリトがエンジェの手を引張って歩く。行き先はキリトの部屋。目的は・・・

エンジェが一切抵抗しないためあっという間に部屋に到着。

キリトはエンジェを部屋に引き摺り込み扉に押し付けるのと同時に素早く鍵を掛ける。

「精神が高ぶって眠れそうにない。・・・慰めてくれ。」

彼が強者と闘った時はいつもソウなので、今更拒否する気もない。

「はい・・・ん・・ふぁぁ・・・」

男の片手がロングスカートをたくし上げ下着の上から花弁を擦り甚振り、

もう一方が服の中に潜り込んで掌で片乳を揉みながら指で乳輪を摘み弄るため

快感に身体が萎縮し、キスで塞がれた唇から甘い吐息が漏れる。

「はあっ・・・は・・・ひっ!!」

ズル・・・

交互に乳房を弄られるのはともかくとして、しっかりと閉じられた太腿の間、逆凾フ空間で指が暴れ回り

何時の間にか下着は横に退けられ、剥き出しになった敏感な処を指で弾かれてしまい、

腰が抜けそうになる。

「・・まだ・・指・・だめぇ・・あんっ」

そのため、脚から力が抜けたエンジェは凭れた扉と自分の身体の男の指で身体を支えなければ

ならなくなった。

グチュッ、グチュグチュグチュ・・・・

「あっ、あっ、あっ、ゆ、指、まだ、ふ、増やさないで下さいぃ!!」

一本,二本,三本と増えて行く指に下腹部の内側を撫で回され広げられエンジェに限界が近づき

「はひぃ、ひぃ、ひぃ、は、げしすぎますっ、も、もうっ!!!!」

ガクガクガク・・・・・・ズルズルズル、ぺた

「・・・あ・・・うぅ・・・」

イッタために茫然自失で床に座り込み扉に背を預ける少女。

それを見下ろす男の股間は極臨戦で盛り上がっていた。

このままほっておけば横に倒れていくエンジェを抱き上げベットへ。

ポイッ

「きゃっ!!?」

ベットの上に投げ捨てられ驚くエンジェの横、キリトは服を脱ぎ・・・エンジェに圧し掛かる。

「お前の中に入りたい。いいな?」

エンジェの返事も聞かず腰を持ち上げ、下着のその部分をずらし蜜で濡れた花弁にモノの先を沿え

ずぷっ

「はふぅ!!!・・・」

「このままお前を上にするぞ。」

少女の細い二の腕を持ち、舟を漕ぐ要領で自分は後ろに倒れ、少女を腰の上に乗せる。それとともに

ネチャ、ズ、ズンっ!!!

「きゃっ、あっ、あん」

肉刀に柔肉を抉られ胎内の奥天井を突かれ、エンジェの目に火花が散り、思わす男の胸に手を着く。

「コレ、噛め」

そう言って、目の前に出されたのはロングスカートの裾の少し上あたり。

当然言う通りにすれば、

下着を履いたまま男のモノを咥え込んでいる自分の恥ずかしいところが男の目に曝される。

「で、でも(照)」

「見たい。噛め。」

「はい・・・(照)」

エンジェは恥ずかしさに頬を染めながら従う。そのとたん

ズズン!!!??

「んっ!!?」

服の中、乳房を鷲掴まれ、アッパーような思いっきりの突き上げ。

聖域の口に行く手を阻まれたソレは行く先を求めて聖域の口を抉りつつ膣壁,柔肉を押し上げ、

下腹部、下着の中の柔肌が内側からの突き上げに少し盛り上がり、エンジェ硬直。

ズン、ズズン、ズンズンズン、ズンッ、ズッン・・・・

「んっ、んん、ん〜、ん、ん、・・・・・ 」

もうエンジェが出来る事は男が満足するまで、スカートに涎を染み込まし

嵐の小船の如く振回されるだけ・・・・・・昇天、気を失うまで。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

事が済みどれくらい経ったか、エンジェは男の身体の上、懐の中で、

まだモノが胎内にあり、乱れた服のまま目を覚ました。

いつ終ったか全く覚えていない。激しさの余り何時の間にか気を失ったようだ。

こんな処、フェイには見せられない。 多分ばれたら

「よくも私の妹に手を出したなー――!!! ゆるさにゃーーーっ!!!」

と激怒し、キリトを問答無用、素で八分殺しにするだろう。普段は(精神年齢が)幼いくせに妹思いなのだ。

思わず笑みが零れてしまう。

で、エンジェの恋人はあちこち擦り傷まみれ、二日三日は収まらない腫れた顔で熟睡していた。

「うふふ・・・・・・。」

掠り傷塗れでありながらも健在であることに安堵の笑みを漏らしながら癒しの光を放つ唇で傷にキス。

それと共に急速に男の傷が癒えていった。

・・・そう言えば、フェイはどうしているだろうか。 

あの人は意外と真面目そうだからフェイに変な事をする心配は無さそうだがフェイの部屋は知らないはず。

あの人自身の部屋もどこか聞いていないし、キリトの傷だけ癒し、あの人はホッタラカシは不公平。

・・・念の為、様子を見に行くべきかもしれない。

男を起さない様にユックリと身体を起こし、

ズリ

「あんっ・・・・」

男のモノが中から抜ける拍子に柔壁を強く擦られて、エンジェは嬌声が漏れる唇を思わず手で覆う。

・・・キリト、安定した寝息。

エンジェは気をつけながら服を整え

・・・自分の中から漏れる愛の残滓で濡れた下着が張り付き気持悪いが・・・

音も立てずに部屋を抜け出した。

その直後、僅かに目を開けるキリト

「・・・・・・・(微笑)」

そして再び、少し寂しいながらも心地好い眠りに誘われていく。

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「・・・・さん、ライさん、起きて下さい。こんな処で寝ていたら風邪ひきますよ。」

「・・・んぁ? エンジェさん? そういや、仕方がないからここで寝てたんだっけな。」

時は深夜。ライは長椅子の隅に座り背凭れに身体を預け、

太腿の上では膝枕にフェイが心地好さそうに寝ている。

「フェイちゃんの事済みません。 ちょっとじっとしていて下さい。」

集中し魔力が発動してエンジェの手から放たれる光にライの傷が癒えていく。

「おう、ありがと。 キリトは?」

「彼は先に済ましましたから・・・(照)」

・・・・・・・・・

「・・・まっ、いいや。 部屋はどこ?フェイ持って行くから。」

「は、はい、済みません。案内します。」

自分の得物と荷物を背中に背負いフェイをお姫様抱きで抱えてエンジェの後を着いて行く。不意に

「・・・重くないですか?」

「いや、全然。 軽いよ、凄くね。・・・こんなので良くこんな処でかんばれる(微笑)」

「・・・運が良かっただけです。」

「そうでもないと思うぞ、俺は。フェイはかなりの力量があるし、君も闘志はないが可也の力を感じる。」

お互い実力の半分も出さずにやり合ったがそのくらい理解できるし、

エンジェに関しても「治癒」してもらった事から大体の力量は測れる。

それでも、やっぱり女の子。身体は軽くか細く柔で、力を入れて抱締めると壊れてしまいそう。

「ふふ、さすがですね。・・・着きました。ここです。」

「ん、じゃ後は頼めるかい?」

「???」

「んや、勝手に女の子の部屋に入るわけには行かないだろ?」

「それでは私の部屋に連れて来てもらえますか。隣なんですけど・・・」

拒否する理由もないのでフェイを担いだままエンジェの後について部屋に入っていく。

ライは女の子らしくもコサッパリした部屋の清潔なベットの上にフェイを寝かせた。

「じゃ、後はよろしく。・・・(今夜はどこで寝ようかなぁ)」

「??? どうかしたんですか?」

「んやね、俺の部屋まだどこか聞いてないんだよ。・・・嫌がらせがてら執務室で寝てやるか(邪笑)」

「・・・・・・(汗)」

「執務室ってどこだっけ?」

「えっ? と、隣の棟の・・・・・・です。」

「ん、ありがと。 じゃ、また明日。」

呆気に取られるエンジェ と枕を涎で汚すフェイを残し、ライは行ってしまった。

「フェイちゃん、貴方の好きになった人は見掛けによらず凄く逞しい・・・」

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「うにゅ〜〜、頭痛いよ〜〜、気持ち悪いよ〜〜。えんじぇぇ〜助けえぇ〜〜。まほ〜で治癒してぇ〜〜。」

朝っぱらから二日酔いで悶絶するフェイは自分がエンジェの部屋で寝ていた事すら気づいてない。

「二日酔いに魔法は使えません。自然に収まるまで我慢しましょうね。」

姉妹逆転状態で姉を宥める妹。もっとも年子なので感覚的には双子に近い。

因みに二日酔いの場合「解毒」してもらうのが正解。

「うにゅ〜〜、あの人、ライどこ?」

それでも一目惚れの相手の事は気になるらしい。 で、その当人はどうしているかというと

・・・執務室前廊下

執務室扉を塞ぐ毛布の塊と 前代未聞のソレを警戒して動けない千戦錬磨オーディス。

モゾモゾモゾ・・・

「・・・おはようございます、オーディス団長。」

毛布の塊に知り合いはいないので挨拶のしようがない。

「俺ですよ、俺。ライです。」

毛布から抜け出し片付けながらでは失礼だか、文句は言わせない。

「き、君かね。何故こんな処で寝ている?」

「・・・まだ部屋がねーからだ。」

「・・・・・・・・・・・(退)」

「・・・・・・・・・・・(攻)」

「・・・ライ、事務室へ行って男子部の開いている部屋を自由に選ぶといい。

その後部屋に荷物を置いてからまたココに戻って来たまえ。装備を支給しよう。」

いまさら格好を着けてもしょうがないのにまだこのオヤジはまだ格好を付ける。

こうして、一抹の不安を残しながらもライの王都守護騎士団生活は始まった。


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■ EPISODE01 ■

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