「・・・クゥン」
「よしよし、いい子だ(嬉」
親愛の情を込め手を舐めると猫娘も心地好く頭を撫で返し、不意に
「おー―おー―、一寸見ない間に猫と犬が随分と仲良く」
それが警戒に振り向いた先には
・・・・・・何か、すんげえのがいた。
言うなら、それが遊び場にしていた森の主と比較出来ない程のモノ。
違い、強力でも眠ってはいるが。
気に障らないよう敵とみなされないため、思わず服従の態度を
「おぅ可愛いじゃないか、このワンコ」
「だから狼だって(呆」
「食べるか、ワンコ?」
「ワンッ!!!」
「ライ、それは餌で釣ってるだけだと思う」
「いいじゃん まあシエルも食べろよ。腹減ってるだろ?」
ライはシエルへ狼に与えているのと同じ軽食が入った紙袋を渡し
「全くライは・・・(モグモグモグ)」
「・・・しかし、ワンコ汚いなぁ。」
「キャウン」
「別に責めているわけじゃないから。 今、綺麗にしてやるぞ」
と水桶で布を絞り汚れた白い毛皮を拭いてやると、その下から現れたのは銀。
「はぁ、やっぱりビンゴ・・・」
「「???」」
「大丈夫。お前を連中に渡す気は全くないから安心しな?」
「クゥン」
「シエル、今すぐ帰れそうか?」
「え? ・・・多分、小屋で休憩を入れれば」
「ふむ。ワンコ、日が暮れても歩いてられそうか?」
「ワンっ!!」
「元気な返事でよろしい。」
半ば怪我人状態のシエルが小屋まで辿り着くのに半刻(一時間)。
丁度その頃、日が沈みきるだろうか。
銀狼の背に革ジャンをかけて毛を隠し、ライ達は屋敷に向けて出発した。
町から屋敷まで、いつもは半ば駆け気味で半刻。
しかし人目を忍んで出来るだけ人気のない都市周りの道を選び遠回り、
その上シエルも僅かに残り回復していた体力を殆ど使い果たし
中間地点の小屋に着いた時には既に日が暮れて一刻(二時間)が経っていた。
「済まない。私のせいで・・・夕食が」
「夕食の事かよ。まぁ別に・・・今夜はここでゆっくりして、朝に帰ればいいさ。」
「ん。 んくぅぅ・・・(苦」
「クゥン(哀」
「・・・シエル、もっと身体くっ付けろ。」
ライは辛そうなシエルをグイッと抱き寄せ、そのまま押し倒すように身体を横に
「なっなっ何を?(慌」
「別に何もしやしないよ。身体寄せて寝たほうが温かいだろ?
ほらワンコ、お前はシエルの前に行け」
「ワン!!!」
「・・・なんだ(Hな事をするわけじゃないのか…)」
シエルの顔に浮ぶ安心したような残念のような複雑な表情。
「さぁ寝ろ寝ろ。体力を回復するには寝るのが一番」
「・・・ふぅ(呆」
ライは銀狼,シエル諸とも毛布を掛け目を閉じ、もう寝る態勢。
確かにこうすれば、いずれ焚火が消えても程好い温かさで寝られるだろう。
仕方が無いのでシエルも目を閉じ・・・直に漏れる穏やかな寝息。
シエルの眠りを確認するかのようにライの目が開き、
「ワン?」
「・・・(しぃー――。お前も寝るの)」
「・・・(クゥン)」
それに未だ寝ていなかった銀狼が反応。シエルの身体越しに黙らせ
「・・・ハァ―――」
ライは集中と共に仄かに光を放ち始め、その光はシエルの身体に染み込み・・・
空が白み始めた早朝。シエルが腕の中の違和感に目を覚ますと、
シャツに包まれたその爆乳に顔を埋めるのは
「・・・・・・誰?」
銀の長髪から獣耳を覗かせる少女。血色がいい薄桃色の肌で元気な事が解る。
シエルの身じろきに獣少女もゆっくりと目を開け、
「くぅん」
ペロペロペロペロ
寝惚け眼なルビーの如き真紅の瞳で嬉しそうにシエルの顔を舐める。
丸で犬の様に・・・
「・・・ワンコ?」
「わん!!!」
と悦びの一吠。
しかしシエルの蒼緑の獣眼に映った己の姿を見、自分が人型である事を確認。
少女の表情が悦びから恐怖へ
また恐れられる。また虐められる。
四這いで毛布を抜け出し、裸で逃げようとする少女
「!!?」
の手首を掴んだのはシエル。
「逃げなくても大丈夫。君がワンコでも関係無い」
そのままグイッと引き寄せ優しく抱擁。
「・・・くぅ〜ん」
「ん。 いい子いい子」
暫く後、シエルは取り敢えず少女に自分の黒皮ジャケットを着せ
「君はあの狼なんだな?」
「ワン!」
「・・・喋れるのか? 名前は?」
「る・・・ルナ、シフォルナ。」
「ルナ・・・か。 んー、如何やってルナの事をライに説明するかが問題だな。
ルナは狼の姿になれるか?」
ピカーッ
「ワンッ!!!」
閃光と共に現れたのは銀狼。で、着ていたシエルのジャケットはボロ屑化。
「自由に変身出来るみたいだな。 ・・・私のジャケット(哀」
「ワン?」
「大丈夫、大丈夫だから。 これで説明する手間が・・・」
省けた と残りを飲み込み。
シエルの視線の先には横になったままパッチリ目を覚ましているライ。
「ぐっと、もーにんぐ」
「・・・見たのか?」
「なんつーか、もうバッチリ。俺、シエルが目を覚ます前に起きてたし」
「・・・これ、夢だ」
「そっか、夢か。・・・と俺がだまされると思う?」
「駄目か?」
「だーめ。 おいでワンコ・・・じゃなくて、シフォルナ?」
「ワンワン!!!」
起きて胡座を組んだライに銀狼もといシフォルナが飛び込み、
それをヨシヨシナデナデと抱締め
「私の気苦労は一体・・・(ガックシ)」
「柄じゃない事するから。シエルは悩むより行動だろ?」
「確かに。それでライはルナを如何するつもりなんだ?」
「最初っから考えていた通り・・・多少変更で
親御さんに連絡を取って、引き取りに来てもらうか送るか」
「そうか・・・」
「そんなに寂しそうな顔をするな。帰るのは当分先だ。
先に解決しなきゃならない問題もあるしな・・・(怒。
シフォルナ、人型になれるか?」
ピカーッ
「わん!!! ルナ、変身、平気(シタッ」
「裸じゃ何だし毛布、巻き着けとけ。・・・あまり変身するなよ。ややこしいから」
「わん!!!」
「・・・・・・(汗」
夜にライ達が帰ってこなかったため、一晩みんな居間で過し、朝
「おう、こんなに朝早く如何した?」
場違いにのんびりなライの一声に
「お・・・御主の帰りを待っておったに決っておろうがあああああっ!!!」
寝不足ブチキレのルーがモノを投げる投げる・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・さてと。 落ち付いた処で、シエル?」
「ん。」
入ってきたのはシエル と、その影に腰にしがみ付くシフォルナ。
「あらぁ可愛い娘じゃなぁい。誘拐して来たのぉ?」
「誰が、んな事するかい。この子はシフォルナ。
親御さんと連絡がつくまでウチで預かる」
「まぁ、打倒だナ。 よろしくナ」
「きゃいん (ガタガタブルブル」
自分より小柄なルーに怯えるルナ。
さっきの剣幕の事もあるだろうが、それ以上にルーに憑いている片鱗に対し
「・・・ああオマエ、アレの存在が解るのか?
大丈夫だ。 まあ多少意地悪だがナ、そう悪さはせんよ(笑」
「くぅん・・・(オドオド」
どうやらルナ、それが害するものではなくルーの守護者だと理解した模様。
「イイ子だね。将来が楽しみだ」
「・・・お前は行き成り何をいってるんだ?」
「わん? わぅん・・・(嬉」
光源氏計画を思わせる事を口走るカインに対し、ルナは無邪気に首を傾げ
何かに頭を撫でられているかの様に悦ぶ。
説明しよう。光源氏計画とは幼娘を自分の手で育て自分好みの娘に育て上げる
壮大な計画である。
「あ〜〜もしかして君、彼女を解るのかい(汗?」
彼女とは無論、カインの戦乙女ヒルデ。
解る処か、珍しく優しい笑みのヒルデに頭を撫でてもらってます。
「わん!!!」
「あはははは・・・ まずいな(ボソ」
何が?
「見た処・・・この子は純な狼の獣人ですね。珍しい。
周囲とあまり交流がない狼人の部族があると聞いた事があります。
近隣では他に聞いた事はないので其処の子ではないでしょうか。
そこと連絡を取ってみましょう。」
何故か微妙に距離を取るレイハ。
「・・・レイハ、如何したか?」
「いえ・・・か、可愛がると別れが辛くなります・・・」
ルナがチョコチョコと近づき、首を傾げ
「わん?」
「か、可愛い(惚」
レイハはもうワナワナと身を奮わせ辛抱ータマランモー状態でクネクネと悶え。
「何も無理しなくても・・・」
「よろしくねぇ、ルナちゃん」
「わん!!!」
意外にアルシアは優しく少し腰を屈め視線を合わせ、頭を撫でる。
「アレスだ。よろしく」
「・・・お前、子供が相手なんだからもう少し言い方があるだろ」
「男の子ならまだしも、俺に女の子相手に如何しろと?」
ルナはアレスの顔と差し出された手を見比べ、ペロペロとその指を
「・・・ほら、舐めてるぞ」
「・・・・・・(困」
仕方がないので頭を撫でてみたり
「わん(嬉!!!」
「団長、女の子にいつまでこんな格好させておく気ですか」
伸びきった髪を放ったらかし、身体は裸に毛布を巻き付けただけ
何故か怒りのリオはライに詰寄り。・・・激怒して当然かもしれないが
「いや、そんな事俺に言われても・・・」
「もういいです。この子は私が面倒見ます」
「ん、頼む」
何故か其処で返事を返すシエル。
戦士として育ってきたシエルは自分では面倒見きれない事を自覚している。
「・・・なんだかなぁ」
その日の予定は全てキャンセル。ルナは女子軍の玩具と化した。
「わんっ!!!」
ピカーッ、ビリビリビリ
「ワンっ!!!」
「「「「・・・・・・きゃぁー―、可愛いーっ!!!」」」」
・・・みんな変身しても一向に問題ないらしい。
「いや、解っちゃいたんだけどね・・・」
代表が代表だけに面子も面子。今更変身するぐらいで誰も驚愕なんぞしない。
所詮そんなもの である。
シフェルナにはちゃんと一室与えられたのだが
結局、狼に変身すれば何処で寝ても平気。だから主に居間の絨毯スペースで寝て
早朝、
「? ワンワン!!!」
「おう、おはようさん」
ライの朝のランニングに散歩がてら付いて行く。
ライもそのまま連れて行くのは面白くないので小袋を携え・・・
着いた先はちょっと暴れるのに丁度いい小広場。
到着早々ライは袋を漁り、シャキ―ンと掲げたものに輝くルナの瞳。
「これが欲しいかーっ!!!」
「ワオ―ン!!!」
「よしっ!! それなら俺から奪えっ!!」
「ワンッ!!」
跳びかかったルナをライはヒラリサラリと交し・・・
そこまでしてルナが欲しい物、それは干肉。いわゆるジャーキーという代物。
「をっと、惜しい!!!」
「ワウゥ・・・ワンッ(悔!!」
ピカーっ
「っ!!?」
「わんっ!!」
変身の光に目潰しを食らったライへ、貰ったぁっとばかりに襲い掛かる。
ライの特訓紛いのお遊びでルナに随分実戦のセンスが着いた。
それでも
「甘いっ!!!」
勝利を確信した状態でヒラリと交され、ルナはそのまま地面に突っ込み
「きゃいんっ」
ライが目を開けて見ると、そこには高く突出された少女のお尻&秘部。
それを銀の尻尾がフリフリと揺れ隠したり
「・・・変身する毎に裸になるのも困ったもんだな。」
「きゃぅ〜〜ん」
「女の子がいつまでもはしたない格好をするもんじゃないよ。早く狼に戻るんだ」
ピカーっ
「ほれ、肉」
「ワンっ!!!」
生憎、ルナの変身に耐えられる服がない。その上ルナが変身毎に服を脱ぐのが面倒なため
・・・ライ,シエル,アレス,リオの服の犠牲多数。
ライとしては出来るだけ「人」として生活させたいが、
ずっと裸で生活させるわけにはいかない。結果、殆ど丸一日狼状態。
早急に何らかの対策が必要だとライは思う。
ルナをライ達の戦闘訓練に参加させるわけにはいかないので戦闘訓練中、
狼のルナは広場の隅でハッハッハッと舌を出しながら見物。それが終わり、
人のルナは女子軍と共に水浴びをして、
朝食時は狼のルナがシエルの側の床で大盛の飯を食らい・・・
午前中、執務室でライがデスクワークをしていると
コンコンコン
「あいてるよー―」
「・・・珍しく真面目だな」
割りと真面目なライに、入ってきたシエルはちょっと驚き
「ライが真面目にデスクワークをするとお思いですか」
「んー―(悩。 そんなことより、ルナを見なかったか?」
「俺のデスクワークをそんなこと・・・(哀」
ショックを受けつつもライが指し示す先は自分の足元。
「???」
シエルが近づき、机の下の足元を覗いてみると其処には
「・・・・・・(ハッハッハッ)」
素足で御腹を撫でられ弄ばれる狼のルナ。悶えながらも逃げないのは快いから?
「何をやっているんだ?」
「ライが真面目にデスクワークをするはずないじゃないですか」
と溜息を付きつつレイハ。
「・・・なるほど」
そこ、極めて誤解している。時間あたりの仕事量は可也のだが、短期集中で
残りは遊んでいるため、真面目に仕事をしていない風に見えるだけなのだ。
「酷い言い様だな。しかもそこで納得するか?」
「本当の事ですから」
「ワンっ!!」
「・・・そこでお前まで同意するか(泣?」
「ルナ、ライは置いておいて狩に行こう」
「ワンっ!!!」
そして二人(?)は仲良く行ってしまった。
「・・・真面目に仕事して下さい。」
「寂しいんだよぅ・・・足元が(ルルルルルー――」
「・・・おバカ(呆」
午後のおやつも済み、何故か魔導実験室のルーの処にライがいた。
目的は、遠方のある人物と話をするため。
「んじゃ、繋ぐぞ?」
「おう、始めてくれ」
ルーの魔導に、ライの周囲を展開する魔方陣。
「おーい、聞こえるか?」
(・・・・・・)
「行き成りで悪い、ライだ。聞こえてる? 魔法で話しかけているんだけど」
(・・・また小僧か? 相も変らず行き成りだな。)
「悪い悪い。なんせ距離があるからな、俺もそう動き回るわけにもいかないし」
(・・・仕方あるまい。それが仕事というものだ。して何用?)
「おう、ちょっと作って欲しい物があって。狼へ変身できる獣娘用の服」
とシフォルナのイメージをそのまま伝わり
(・・・随分と面白いモノを作れと言ってくれるな)
「出来るだろ? 材料はまだタップリあるはずだ」
(・・・当然だ。 しかし小僧も随分と奇特な男だな。
直別れるかもしれぬ子のために貴重なものを使って其処までしてやるか。)
高位の「念話」だけあって、関して殆ど伝わってしまったよう。
「まあ・・・一生もつだろうからな」
(・・・別れが辛くなるぞ。)
「それはそれで仕方がないさ」
(早速作ってやろう。明後日までには完成させてやる。)
「よろしく」
(・・・・・・)
それっきり、相手からは切れてしまった。
ライの念話の相手は名鍛冶師である武器職人ブラミス。
作ってもらうものは言わずもかな・・・
「思っている事まで殆ど伝わってしまうのも困りものだな」
「良いものを作ってもらえるんだ。その甲斐はあると思うゾ?
なんせ御主の親心、丸々伝わるんだからナ」
「うげっ、るぅお前、俺の心の中を覗いただろ」
「さぁー―如何かナ?」
ルーが幼顔に慈愛に満ちた笑みを洩らす処をみると・・・
ライだって夕食前に風呂に入ること・・・というか入りたい時もある。
本音、いつもゆっくりと風呂に入りその後で美味しく夕食を頂きたい。
タップリの湯に身体を沈め、頭には上せ防止の濡れタオル。定番の姿である。
「風呂はぁ〜♪ 命のぉ洗濯場ぁ〜〜♪」
カポーンと水滴が桶を打つ音が響く。窓から入る夕日が眩しい。
「こんな時間から風呂に入るなんて贅沢だねぇ・・・」
ライの一人事に応える人はいない・・・はずだった。
だって、浴室の前に「男子入浴中」の立て札がかけてあるから。
「わんっ!!!」
「る、ルナぁっ!!? 何でっ!!?」
見れば一糸纏わぬ姿で恥ずかしがる気配もなく駆け込んでくる銀狼娘。
ソコに毛が生えておらずとも年相応に身体が成長をしているので
多少は慎みを持っていただきたい。
「ルナ、風呂、好き♪」
「そうじゃなくて、何で狼じゃなくて人状態・・・」
「???」
「まぁ、細かい事は気にするナ」
そのオ子チャマの後から入ってきたのはコレまたオ子チャマ、幼女ルー。
見た目年相応、発達し始めたばかりのような儚乳から妙に丸みがある腰尻まで
全く隠す事もなくズカズカと。
「何でルーもいるんだよ?」
「イイ時間にデッカイ風呂に入るんだ。みんなで入らないと勿体無いだろ」
「せめて女の子なんだから身体は隠せ」
「んー? 御主、このロリな身体にヨクジョーしてるのかナー?」
ライの目の前ルーは包み隠さず、全く陰のない割目を指で開き、
幼くも瑞々しい果実を・・・
「ケッ、誰がガキに欲情するかよ。・・・ルーって、もしかして元々無乳?」
「・・・・・・ふんっ(怒」
ルーが投げた桶はすっぽりライの頭に
「わん?」
「ルナぁこの男はなぁシエルもアルシアもレイハも私も手を出した獣なんだぞぉ」
「わん。ライ、獣? 変身する?」
「しません。いつまでもバカやってないで身体洗え」
生憎、ルーの挑発に乗るようなライではなかった。それでも桶は被ったまま。
「・・・ちっ。だ〜れが身体なんか洗ってやるか」
ドポン×2
「わん!!! わぅ〜〜〜(快」
如何やらお子様×2、身体も洗わず湯船に飛び込んだ模様。
「・・・・・・・・(悩」
「ちょっといいですか? まだ私は手を出されてないんですけれども」
「れ、イハァ!!? 手出すも何も、どちらかと言えばルーもアルシアも
俺の方が犯されたようなものでシエルの場合は仕方がなく・・・って
何で俺が言い訳せにゃならないんだ?」
「ライ・・・獣・・・(照」
「シエルまで・・・と、言う事は・・・」
「もっちー―私もいるわよぉ〜」
「やっぱりアルシアもか・・・覗くと怒るくせに何で風呂は平気で入ってくるのかね?」
被った桶をクイっと上げてみると其処には長い髪をアップでまとめたレイハ&アルシア。
そしてシエルも含め大人な3人はその局部を水着の如くタオルで隠していた。
大きい風呂なので大の大人6人ぐらい余裕で浸かれるのだが・・・
やはりシエルが戦士だけあって4人中最も体格が良くナイスバディ・・・というより