ある辺境の村に5人の旅人がやって来た。 普通どんな村でも旅人が長居する事を好まない。
しかし5人の旅人の内、二人の女性がそれぞれ医師と薬師の能力が高いとなると話は違ってくる。
彼等は疎まれる事なく無難に村へ受け入れられた。
彼等が村に来た頃と時を同じくして、村から少し離れた山小屋に住み始めた二人の男女。
無傷ながらも意識不明の青年と甲斐甲斐しくその世話をする少女。
そう、その5人の旅人はキリト,エンジェ,ゴリアテ,カイン,アルシア。
彼らが村で情報収集と生活に必要なものを調達する一方で、
人気の無いイイ環境の山小屋で未だ目を覚まさないライをフェイが付っきりで世話。
だが献身的なフェイの世話にも関らずライの身体は病人が如く痩せゆく。
使わなければ衰えていく。コレ、当然の摂理。
いくら「神に等しき力」とはいえそこまで知ったこっちゃない。
そしてフェイは今日もメイド服調のミニスカでライの面倒をみる。
「ふぇっ、ふええぇぇ、ふええええぇぇぇ!!!」
フェイが爆照れで興奮しつつもその手で触るものは・・・・・・ベットに横たわるライ の一物。
前にアルシアが言った事を真に受け、忠実に実行していたりする。十数回目にも関わらす恥ずかしながら。
「(びくっ)!!?」
何時もより強く行ったためその先から出た先走りの感触に、自分の手についたソレをまじまじと観察。
「・・・(クンクン)??? ・・・(ネチネチ)??? ・・うに?」
匂いを確かめ、手で感触を確かめ・・・流石に味見はしないが・・・むくむくと成長するフェイの好奇心。
このまま・・・し続けると・・・やっぱり、アレが・・・出ちゃう?
される当人を見てみたところで何も応えてくれない。
「し、しちゃってもいいよね?」
と自問自答しつつも既にその手は動き出しちゃったりしていた。
シュ、シュ、シュ、シュ(ビク、ビク、ビク、ビク)
少し乱暴義気な上下の手の動きに過敏に反応するライの・・・
「うわっ、うわあぁぁ、うわああああぁぁぁ(驚)」
フェイ、ライの脚の間に座り込み、変な感嘆の声を上げながら
手がネチョネチョになることに御構い無くより一層過激に手の動を動かす。
より赤く充血し堅くなるモノ ・・・その光景、余りにも酷過ぎて男には正視絶えがたし。
男の純情がっ。見ているだけでもそれは痛いっ、それは痛いっ、痛いっ、痛いっ!!
「!!???」
ビュクッ、ビビュッ、ビュッ、ピュ
脈打ち真っ赤に充血し限界まで怒張した一物から噴出す 溜りに溜まった大量の黄気がかった白濁液。
それが突然に驚いたフェイがモノを開放してまったため跳ね暴れ、
頭の先からスカートまで・・・フェイ、服の上から全身精液塗れ。
「・・・・・・・あやぁ〜、臭いぃ〜」
山小屋一杯に充満する精臭。
フェイ、驚嘆唖然と自分についた付いた精液と力を失ったライの一物を見比べる。
「・・・ちょっと・・・面白いかも(ポっ)」
もし当人にちゃんと意識があったならこんな事されなかっただろうに。 可哀想。
定期的にエンジェなりアルシアがライの診察に、ゴリアテが生活物資を持ってくる以外変らぬ毎日、
異変は唐突に起こった。
「うに? あれれ?」
つい先ほどライを綺麗に整えたばかりだというのに、その身体を覆う毛布が乱れていた。
まるで誰かが覗いたかの様に。
山小屋の周囲に気配は・・・・・・全く無い。 気持好いくらいに静かなもの。
フェイは手でライの鼻をつまみ口を覆ってみた。
自分を謀るライが一体どんな反応をして起きるか期待し、子悪魔的な笑みを浮かべつつ。
窒息にライの顔色が赤くなっていく
そして、もう直「何さらすんじゃワレ!!」とライが怒・・・・・・らない。
そうこうしている内に色が赤から青、紫へ。 流石にコレ以上は洒落にならない。
「ぁぅ〜〜〜〜」
落胆にフェイはライの吐息を解放し、その呼吸する様を見守る。
こんなにもしっかり息をしているのに、まだ起きてくれない。
しかし、復活を許さない死から生還してくれた事を思えば・・・贅沢を言う気にはなれない。
ただ、自分達が青春を謳歌できるうちに起きて欲しいというのも本心だが。
いつまでも寝顔を眺めているわけにはいかないので、フェイは渋々ながら家事に出て行った。
しばらくして家事に区切りを付け、山小屋に入ってみると
「!!?」
もぬけのから。居るべき人がそこに居ない。 例えライが目を覚ましても起き上げれるはずがないのに。
しかもフェイを見つけたかの様に発せられる、かつて感じた事がある邪気。
ライが死ぬ原因となったイドの怪物の
「・・・・・・(ゴクッ)」
飲み込んだ生唾がやけに大きく聞こえる中、恐怖に身を竦ませながらもソレを刺激しないようゆっくりと
ソレはモトの身体と全く違う身体の中で目を覚ました。 何故、こうなったかは解らないし興味はない。
ただ、その身体の面倒を見ている少女の毎日の行いが自分の目覚めを誘発した事以外は。
とりあえずソレは目の前の少女を喰らうため、自分が居る身体を支配する事に勤めた。
・・・・・・・
多少問題がありつつも、変に動いたためばれそうになり息を止められたが、
完全に限界以上で身体を動かせれるソレは少女が戻ってくる来るのを邪悪な欲望に心沸き立たせ待った。
そして、ついにそのときは来た。
「!!?」
戻って来て、自分が居るべき場所居ない事に驚愕する少女。
彼に思わず、当人には全く似合わない醜笑が出てしまう。
ビクッ
「・・・・・・(ゴクッ)」
・・おっと、危ない危ない。
醜笑が出してしまった拍子に自分の邪気が漏れたか、少女に緊張 恐怖と警戒が奔る。
まさか自分が天井に張り付いているとも思わない少女はゆっくりと自分の得物の方へ
・・・あれは拙い。非常に拙い。
今、この状態で少女の攻撃をくらえば間違いなく自分 身体ではなく精神が 大ダメージを負ってしまう。
そうなれば、本来のこの身体の主が目覚めてしまう可能性は高い。
現状況ではどちらの精神力もさして変らないはずだが、少女の攻撃は自分の精神力を大幅に削り・・・
「キシャァッッ!!!」
「っっ!!!??」
ドスッ、ドッ、ズルズル・・・
ソレの飛降り際の一撃を咄嗟に腕で防ぎつつも吹っ飛ばされ壁に叩きつけられる少女。
自分自身の身体もその一撃に多少傷ついたが大した問題ではない。少女を喰らえば直癒える。
壁に叩き付けられた時に頭を打ったか気を失った少女の下腹部の上に馬乗り
ビリリリリ
少女の胸元を裂き破り、胸を剥き出しに
その無垢で幼顔のくせに小ぶりながらもしっかり発達した乳房がそそられる。その乳房を鷲掴み
グイッムギュウウウウゥゥゥ
「痛っ! な、ら、らい?」
軟な所を乱暴に扱われた痛みに目を覚ました少女は、一瞬抵抗する事を忘れ陵辱者の顔に見入った。
それは、よく知る幽鬼の様に痩せこけた愛し人。 しかし全く違う存在。
少女の中でその顔が対イドの怪物に接近戦を仕掛けた時、間近で見た恐怖の醜笑と重なる。
そして、最悪の事態を理解した。
「いっ・・・いやああああああああああ!!!」
「うるさい。」
バシッ
筋張った手が手加減なく少女の顔を殴る。
一瞬意識が飛び、逃げられず、少女の目に涙が溢れた。
悲しみ、恐怖、絶望、負の感情が浮かび涙に濡れる可愛い少女の顔はより一層劣情を誘った。
性欲より今はその凶暴性を解消したい。
「このまま殴り殺すか(ニヤリ)?」
「ひっ!!?」
腕を振り被り拳を作ると少女の怯え顔に狙いを定め
ドゴォっ!!!
腕は的確に顔を殴打。
「・・・・・・???」
フェイはその一撃に目を瞑り、打ち抜く殴音を聞いた。
しかし、痛みはなく身体の上にあった圧迫感が消えている。
恐る恐る目を開けて見ると、自分の身体の上にライの身体はない。
破られた胸元を押さえつつ身体を起こしてみると、自分の足の向うに白目を向いて伸びたライ。
まるで正面から思いっきりぶん殴られたかのように。
否、殴ったのはライ本人。 折れたか変にゆがんだ拳がそれを語る。
ガタっ、ガタガタガタっ、ガタガタガタガタガタガタ
不意に、横たわったまま格闘しているかのように暴れだしたライを
フェイは怯えながらこの事態が早く終わる事を祈り見守る事しか出来なかった。
・・ぐっ!!??? な、何をする貴様ぁ!!
・・・るせぇ、それはこっちの台詞だ。貴様こそ何してやがる
・・ふっ、喰らうんだよ、あの娘を。 貴様はそこで大人しくしてろ。俺がコノ身体を有意義に使ってやる
・・・??? 何であれフェイが怯え泣いていた。 貴様を殴るにゃそれ理由は十分だ。
・・あくまで俺と敵対するか? なら、先に貴様を消滅してしてから陵辱してやるっ!!!!
・・・させるかああああああっ!!!!
・・なっ!!? なにぃ、「力」が封印されるだと!!?
・・・人のモノ勝手に使ってるんじゃねぇっ、失せろっ!!!
・・へギャァッ!! 「力」は俺のモノのはずなのに・・・ま、まさかっ貴様も!
・・・すべての悲しみと無念を背負う度胸がない貴様に、コレを使う資格はないっ!!!
貴様にはもう二度と悲しみは生ませない。だから消えろおおおおっ!!
・・うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ