傀儡使い
☆パペッター☆
時々人里に現れる下級の妖魔。本来の姿は小さな蟲や小鬼とも、
ガスや油の様な不定形だとも言われ定かではないが、出現する際に人形や彫像の様な造形物に宿ったり
操ったりして活動するためこの名がある。
性質は悪戯好きで底意地が悪く、特に幼い少女に好んで悪さをする。
性欲も強く、悪戯の多くはセックスを含む性的な行為であるが、
被害者の多くは幼い少女であるにも関わらず、まるで娼婦の様によがり狂うという。
一説には、一種の感覚汚染とも、長時間接触する事により、
被害者の身体自体が「人形」として操られてしまうからだとも言われているが定かではない。
☆案山子☆
今回被害に逢ったのは、たまたま畑にいた農家の子供であった。
朽ちかけた案山子に取り憑いた「パペッター」が、畑仕事をしていた彼女を襲ったのだ。
化け物めいた大きさに膨れあがった身体が小さな身体を背後から押さえ込み、
あちこちから洩れ出した縞のないミミズの様な肉色の物が粗末な着衣を押し退け、
隙間から覗く幼い肢体の未成熟な乳首や肉芽までも弄ぶ。
グズッ ズチュッ
グズッ ズチュッ
チュクプッ クピピピッ
「ひゃぅっ!はひゃあっ!ふぃぃぃいっ!」
四つん這いの格好を強いられる少女の幼く狭い肉の裂け目には、後ろから触手より太く固い肉槍が突き刺り、
未熟な粘膜を激しく掻きむしっていた。
形も大きさもヒトと言うより畜獣に近いそれは少女の中で震え、汚穢な欲望を吐き出すべく蓄え始める。
「はにゃあっ、な、中ぁあっ、中はいやぁっ、赤ちゃん嫌ぁぁぁっ!」
盛った雌猫さながらの甲高い矯声を撒き散らしながらも、
その胎内を汚す射精の予感を感じ少女は激しく抵抗する。
だが、それと同時に少女の両脚は犬の放尿の様に片脚を持ち上げ、
まるで凌辱者に見せつけるかの様に肉槍と繋がる股間をさらけ出し、
自ら腰を揺すって結合部を激しく擦り合わせた。
それはあたかも彼女の下半身が独立した意思を持ち、
胎内に怪物の精を搾り取ろうとしているかの様であった。
「ぁぁぁあ!?何でこんな…んあぁっ!だ、駄目ェ!!とまっ、止まってェェェ!!!」
我が身に迫る種着けのおぞましさに、涙をこぼし激しくかぶりを振る少女。
しかし無情にもねだるような腰の動きは止まる事無く、やがて案山子が腰の動きを大きく突き入れ、
少女の持ち上げた方の脚を恋人の様に抱き締める。
そして次の瞬間、子宮を押し潰しそうな程深く撃ち込まれた肉茎が激しく痙攣し、少女の臍の下辺りに、
生暖かく重たい何かが流れ込んで溜まって行く。
「あぁぁぁぁあっ!!いやぁぁぁぁっつ!!入って、入って来るぅぅう!!」
ついに訪れた絶望の感触を、その子宮で味わう少女。だが今は知るまい。
真の恐怖は、絶望が終わった時に始まると言う事を。
◇
それからほんの数分後。
「あっ?あっ?んむぅっ??」
少女は両脚を案山子の腰に愛しげに巻き付け、悩ましげに反らした腰を激しく揺すり上げながら、
幼い顔(かんばせ)に淫靡で蠱惑的な表情を湛えていた。
あれから何度精を注がれたのか、少女の腹部は子宮内に粘性の高い精液が糊の様に溜まって
妊婦の様に丸々と膨れ上がっている。
おぞましい仔を孕ませられる恐怖もとっくに消し飛び、今はむしろ仔を成すまで、
いや孕んでからも犯してほしかった。
「んっ?おなかの中、うごいてェ……赤ちゃん……いる…みたい…だよおっ…んはあぁぁっ」
胎内にへばりついた精液が時折アメーバの様に蠢き、躰の内から刺激を与える。
最初のうちは嫌がっていた少女だったが、いまやその表情からは嫌悪の情は消え、
腹を撫でまわし陶然と呟く様からは母性すら感じられた。
やがて彼女の胎内に注がれた精液は自らその卵細胞を核として取り込み、本物の胎児となるだろう。
だがそれが産道を通って産声を上げる事は無い、なぜならそれもまた形無きモノなのだから。
◇
少女が覚醒したのは、まだ西に傾いた日差しが色を帯びていない頃であった。
身体を見れば、着衣はここに来た時同様ちゃんとしており、問題の案山子も、いつもと同じ所に、
間抜けな顔で突っ立っている。
全ては夢、少女はそう思った。
〜その夜〜
「んっ、はっ、あうん、あっ、あっあっ、んひゃうっ」
床に付いていた少女の裸身に、藁で編まれた粗末な人形がのしかかっている。
かつて祖父が少女のために作り、気に入らずに放置して忘れ去っていたそれは、
少女の胸の桜色の頂に口を付け、ぴちゃぴちゃと音を立てて吸いついている。
啜っているのだ、仔を産んだ証の母乳を。
やがてそれは股間から太い物を引っ張りだすと、背倫の行為の初めにそれを少女の股間にあてがった。