∴SHRINE∴
∴FANTASY LIVING THING PICTURE BOOK∴

■巨大雄蟻群■
作:nao様
----------------------------------------------------------------------------------------------------


■危険生物報告書■
局地完全殲滅生物兵器「ヴァイパー(Vio Point Annihilater)」

■ 巨大雄蟻群 ■
ラス・バリアンヅ(Last Battry ANTs)

 

全長1m程度の蟻で、普通の蟻が殆ど雌であるのに対して、この蟻は雄しか存在しない。

王蟻(3m)に始まり将蟻(2m),医蟻×数体、その下に作業蟻,兵蟻×多数が付く縦社会で構成。

地下に巨大な迷宮と化した巣穴(ペーストで強化)を作り、そこを中心にテリトリーを広げてゆく。

ペーストとは、木材等の粉砕された物とこの蟻の唾液が混ざった物で

直ぐに硬化し、人の力では容易に破壊できない。しかし、この蟻はペーストの硬化,軟化を自由にできる。

この蟻にとってテリトリーを広げるという行為は、集団で街や村を襲い、全てを略奪破壊し皆殺しにすること。

しかし、若い女性は殆ど無傷で巣に連れ去れる。この事は彼女等にとって決して幸せなことではない。

なぜなら、この蟻は彼女達を母体とするため連れ去るのだから。

連れ去られた女性達は作業蟻によって身動き出来ない様、手足をペーストで固定される。

そして、医蟻が細い管状の性器を使い、女性へ膣,子宮,卵管を通じて卵巣に直接、排卵促進剤を注射。

排卵促進剤を注射された女性は、短時間で子宮,卵巣が活性化して発情すると共に、

数個の卵子作り出すこととなる。

彼女等が十分出来あがった頃、王蟻又は将蟻が彼女等を犯す。

その生殖器は確実に子宮まで達するよう異様に長く、硬質の甲で覆われ、

事が済むまで抜けないため自由に開閉できる返しが付いた、まさに凶器。

王蟻又は将蟻は彼女等の子宮に大量の精液を流し込む事で、一気に20個程の受精卵を作る。

受精卵は大体1週間で拳ほどの卵となり、それから幼虫が孵化。

自分の殻を食い尽くした幼虫達は、すべての卵が孵るまで彼女達の子宮に留まり、

すべてが孵り、殻を食い終ると、ようやく順に出産される。

彼女等の胎から出た幼虫は作業蟻によって世話され、1ヶ月もすると成蟻に。

出産を終えた女性はしばらくの休息を得て、再び大量の卵を妊娠させられる。

場合によっては、彼女等は太管状の物を口に入れられるため自殺も許されず、

常に清潔に保たれ、十分な餌を与えられるため衰弱死も有り得ない。

彼女等は長期間、妊娠できなくまで生地獄を味わう事となる。

 

ソレ以外の生態はほとんど普通の蟻とほとんど変らない。

本来は、古代の局地攻撃用生物兵器。 ソレが野生化したものと思われる。

しかし、一部に人の遺伝子を使っていたことが災いし、それは生存のため人を襲うようになった。

要殲滅指定、危険生物。

 

異変はある小さな村から始まった。 一晩で壊滅したのだ。

そして、ソレは第二,第三の村へと・・・

一ヶ月の間に用心していた村も含め3つの村が壊滅した。

その三つの村に最も近い村は迅速に行動、警戒と対策として数人の傭兵,冒険者を雇う。

「っと言うわけだ。実際、俺も現場に行ったけどアレは酷かった。

周りは綺麗なのに、村だけが破壊し尽くされていた。まるで軍隊に攻め込まれたみたいに。

原因も不明・・・だから、さっき村長に、何か有った時は逃げに徹するよう提言してきたところだよ。

俺も、適当に時間稼ぎをしたらさっさと逃げるつもりだ。」

青年の意見に周囲の傭兵,冒険者は臆病者と笑う。紅一点、真剣に聞いていたその女冒険者を除いて。

「へいへい、臆病者で結構。命あっての物種だからな〜。 で、アンタは俺のこと笑わないのか?」

「臆病と慎重は別物。私は人の意見を聞かずに死んで行った連中を良く知ってる。」

女冒険者が返した微笑に、青年は関心。

「その若さでそれだけの事を言えるとは大した物だよ。一杯、奢らせてくれ。」

「ありがたく一杯頂こう。・・・それと貴方の意見、参考にさせて貰う(微笑)」

 

深夜、その異変はやって来た。 巨大蟻群の襲来という形で。

人の手によって付けられた炎の中

「戦える者は女子供が逃げ切るまで時間稼ぎに徹しろっ!!」

昼間臆病者と笑われた青年の指揮の元、傭兵,冒険者と村の男達が戦う。そして・・・

・・・・・・・・・・

明け方近く、村から少し離れた丘の上、誰一人犠牲者を出さずに村人と傭兵,冒険者が揃っていた。 否、

「あの、すみません。指揮をしてくださった方を見かけませんでしたか。」

村長の質問に全員が気付いた。その青年と紅一点の冒険者がいないことに。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・うぅ

・・・もう、いやぁ

・・・あはっ、あはははは

・・・誰か、助けてぇ

・・・殺して・・・私を殺して

・・・はあぁぁ、はぁぁぁ

女性達の嬌声,悲鳴に、彼女は意識を取り戻した。

ひかりゴケの仄かな光の中、そこにいたのは様々な体位で手足を固定された全裸の若い娘達。

その大半が孕み腹。そして中には、発情し、発狂し、精神に異常を来している娘も

「なっ!!?・・・・」

彼女自身も全裸。立った状態で頭の上で組まれた腕を固定され、

大股で腰を突き出し、胸を突き出した 犯しやすい格好で。 幸い、怪我らしい怪我はない。

そして自分が気を失う前の事を思い出した。

深夜、見張りの叫びに飛び出した彼女の見た物は巨大蟻の軍勢だった。

そのまま戦闘に突入。その余りもの勢いに防戦となり、

結局、青年の指揮の元、時間稼ぎに徹することとなったのだが、

それがいつのまにか彼女一人孤立し巨大蟻に囲まれ剣を奮っていた。

しかしその身体の硬さに有効打も与えられず、ついには集団で圧し掛かれ・・・

・・・あううぅぅぅ、う、産まれるぅぅっ、

我に返った彼女の目の前、

空中でMの字に脚を開けた幼娘の 臨月まで孕んだお腹がボコボコと蠢き始めた。

・・・出るッ、出るうぅ、出るううううう

プシャァァァッッ

命一杯開かれた幼女陰から濁った液体が噴出し、産道から液体と絡みながらクリーム色のモノが這出て来る。

連続してボトボトと 大きな蟻の幼虫が。 

ソレが一匹や二匹ではなく、十数匹、二十匹近く。

・・・あ、ああ、あっあ、あひぃ、あっ!!(びく、びくんっ、・・・カク)

それに快感を覚え、挙句の果てに幼娘は悶絶した。

産まれた大きな蟻の幼虫は、いつの間に現れたか作業蟻がその部屋から大事に抱え持っていってしまった。

「・・・・・・・・」

彼女は恐怖の余り感覚が麻痺して何も考えられない。

行動を起そうにも何をすべきかが分からない。

その彼女の目の前に、明かに作業蟻とは毛等が違う蟻。医蟻。

その触覚が彼女の顔を撫で回して体調を診た後、彼女の後に周り込み

「な、なにをす、ひっ・・・っ痛!!?」

細いツルっとした管みたいな物がその感覚そのままに彼女の中に入り込み、

膣,子宮,両卵管を通じて両卵巣にツプッっと刺さると

ドク・・ドクドクッ

「う・・・うわあああああああああっ、熱いっ、熱い、熱いいいぃ」

両脇腹に生れる灼熱感。

それがジワジワと内臓を、身体を、思考を侵食していった。

そして、彼女もソコにいた娘達の仲間入り・・・

・・・・・・・・・・

・・・もっとぉ、もっとぉ、

目の前の少女が巨大な王蟻に犯されている。

少女の身体の芯部に出入りする兇悪な幹。 それに纏わり付く愛液。

幹のその大きさの余り、少女のそこの周りの柔肉が一緒に巻込まれていた。

突かれる毎に少女の臍の下辺りがズンッズンッと そして

ズッピ、ズッピピ、ズピッッッ

・・・ずこい゛い゛ぃぃぃぃッ、だ、ま゛でる゛よぉ。

ズルリ

極悪な凶器が抜かれても、少女のそこは開いたまま。

身体の奥、子宮口までがポッカリ開いているのが見えた。

さらにその奥、タップリと溜まり流れ出ることのないゼリー状の精液まで。

彼女に成す術はない。自分で自分の身体を慰める事も出来ず、

ただ火照った身体と頭で自分の番を待つだけ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・ズン、ズズン

部屋を揺るがす爆音や破壊音に彼女の意識が戻って来た。

「な・・・にが・・・?」

それに混じって、まともな意識がある幾人もの声が聞こえる。

・・・女性の発見を優先しろ、その上で一匹も逃がすなっ!!!

つい最近、聞いた覚えのある声。あれはいつの事だったか・・・ 数週間前だったような気がする・・・

・・・隊長、被害者たちを発見しましたぁっ!!

・・・奴等の殲滅完了までそこで彼女等の護衛っ!!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

ベキッ、メキャ

瞬間、粉砕音と共に彼女の拘束は解け、優しく受止められた。

「(ペシペシ)おい、意識はハッキリしてるか。」

目は霞んで見えないがその声に聞き覚えがあった。

「・・・わ、たしは・・・助かったのか。」

臆病者と呼ばれた青年、いや、討伐隊の隊長に頬を撫でられ彼女の意識は戻って来る。しかし

「おう、すぐに治療してもらうから安心しろ。」

「身体が熱い・・・。熱い、 私を犯して・・・」

安堵のためか、彼女は自分の欲求そのままに抱き付き気を失った。

・・・・・・・・・・

 

蟻は見付け得た限りすべて殲滅。巣穴も最深部からすべて、爆薬によって破壊。

ソレによって森の一部が陥没した位に。

それでも、我々はすべての蟻が殲滅されたとは思っていない。

なぜなら、これは数十年前とは異なって規模が小さいだけで、後は同じことの繰り返しなのだから。

救出された女性達は皆、治療を受けて身体を回復した。しかし、大半の女性の心は・・・

尚、一番最後に捕まった女性、冒険者の彼女は捕まってから三日も経たない内に治療できたため、

すぐに心身共に回復。

今は、私の部下として元気に働いてもらっている。

 

注)この報告書は、討伐隊の隊長の潜伏調査記録と 元冒険者の彼女の報告書より編集したものです。



----------------------------------------------------------------------------------------------------


■巨大雄蟻群■

Copyright 人丸2022
HITOMARU All right reserved



----------------------------------------------------------------------------------------------------