☆冬獣夏草☆
高地や砂漠地帯などの、水や養分の少ない荒れた土地に生息する危険な菌類。
他の生物の体内に胞子を植え付けて殖えるだけでは飽き足らず、
おぞましい事にその亡骸までをも利用する。
この菌がまず利用するのは、自然死した死骸である。夏の間、小型のキノコの姿で過ごしていた彼らは
秋頃になるとカサの中から、半透明のナメクジ状の「移動体」を数体放ち、
そのまま黒ずんで枯れてしまう。一方移動体の方は、自然死したカモシカや駱駝、それに人やエルフ、
獣人やオークといったヒューマノイド等の比較的大型の生物の死骸を見つけ出し、その中に入り込んで
筋組織や内臓を食らいながら増殖し、黄色い粘液の様な可塑性のある「繁殖体」へと成長する。
こうして、皮の中にぎっしり詰まった形になった繁殖体は、相変わらず行き倒れの死骸の振りをして
不幸な獲物が来るのを待ち続け、近くに生きた生物がやって来たときに、自ら死骸の手足を操って
襲い掛かるのである。まともな神経系が通っていない為、死骸の動きはゾンビの様にぎこちない物
となるが、骨格に纏わり付いて筋組織の代わりをする繁殖体の膂力は凄まじく、組み敷かれれば
少なくとも人一人の力で脱出することは不可能である。
◇報告◇
今回この菌類が発生したと考えられるのは、つい最近に南方の山岳地に移り住んでいたオークの集落から
ではないかと推測される。総じて丸丸と太った体躯に、その貪欲さと好色さに相応しい豚の頭部を備えた
この種族は、その残忍な性質から多種族と相容れず、他の種族の住処の近く(およそ7・8km程)に
居を構えては、年端もゆかぬ子供を、散々弄んだ後バラバラにして喰らったり、年頃の娘を3・4人程
さらっては、2・3ヶ月集団で輪姦した後に、わざとハーフオークを孕んだ状態で返したりするなどの
悪行を繰り返すのが常であった。この山々に元から住んでいた人虎族達も、彼らが近くに
棲み付いた事を知るや、屈強な若者達を常に自分達の村の入り口に立たせるようにし、女子供は
村の中であっても夜中に歩いてはいかぬと固く禁じた。無論、村の外に出る事など論外であった。
だが或る夜、一人の少女が退屈に耐え切れなくなり、大人達の目を盗んで山中に遊びに行って
しまった為、人虎族の長老は武芸に長じた2・3人の若者に山刀と松明を持たせると、少女が
オーク共の餌食になる前に連れ戻すように命じた。
だが、彼らが少女を探しに行った先で見た物はオークでは無かった。少なくとも、生きたオークでは。
◇
人虎族の戦士達は最初、オークが少女を69の体位で組み敷いて犯している物と思っていた。
だが、直ちに駆け寄って良く見るとオークの口腔内からは、口が裂けそうな程の無数の黄色い触手が
吐き出され、そして少女のまだ未成熟な裂け目に侵入しては、全身に滴らせた胞子混じりの黄色い粘液を
体内に植え付けようと盛んに動きまくっていた。触手が膣に打ち込まれる度に、余った粘液が
膣口で削ぎ落とされ、少女のクレヴァスから鼠径部、尻たぶから尾の付け根までを汚す。その粘液の
水溜まりを、あぶれた触手達が泥遊びでもしているかのように弄び、撫で回していた。
「むぐぅっ!!ふぐぐぅぅぅー───っ!!!!」
少女がくぐもった声を上げているのは、オークの股ぐらを食い破って生えて来た触手を
口腔へ突き込まれているからだ。多分ここへも大量の粘液を塗り込まれてるのに違いない。
そして、オークの死骸は・・・いや、冬獣夏草の「繁殖体」は一体では無かった。
もう一体の方は、少女の膝をM型に抱え上げ、股間からの触手でアヌスを犯していた。
もうかなり古い死骸を使っているらしく、乱暴に腰を使う度に、空ろな表情を浮かべた首が
壊れたおもちゃの様に前後にカクカクと動く。その様はまさに、「ただ繁殖の為に生きる」
いや、「生かされている」とでも言うべきものであった。・・・・・・・・・。
「はむぅっ・・・ッ!!ングッ!ンウゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!」
絶頂のうめきを上げて、少女の全身から力が抜けた後も、2体の死骸が陵辱を止める気配は無かった。