■Maelific■


文:蛙雷様


ウィザードリー


転がっているランタンの灯が、10メートル四方の空間を薄明るく照らし出している。

その薄明かりの中、無残に散らばる屍の中でエルフの少女が異形の化物たちに弄ばれ、嬲り犯されていた。

ワードナーの迷宮、最深部…地下10階、力無き者達はこの場所まで来ることなく迷宮の闇の中に消え去る、
またこの場所まで辿り着いた者達も、大半は己の力の無さを突きつけられて闇の中に消え去っていく…

古代バビロニアにては、神として崇めたてられていた彼…今は、この迷宮の闇の中では悪魔王マイルフィクスとして知られている彼が、
自分が待機している玄室に踏み込んできたパーティーを見つけ壊滅させたのは、少し前の事であった。

ドワーフの戦士が2名、人の侍が1名、ホビットの盗賊が1名、エルフの僧侶と魔法使いが各1名ずつのパーティー…
戦士によるカシナートの剣の一撃も、侍の真っ二つの剣の剣戟も、魔法使いの爆炎(テェルトウェイト)の攻撃も、
僧侶のモンティノの呪文も、盗賊の短弓も…すべての攻撃を退けた、マイルフィクスが二人の戦士の首を刎ね、
侍の身体を踏み潰し、盗賊を叩き潰し、魔法使いを呪文にて肉塊とへと葬り去ったのは、一瞬の事であり、あとには、エルフの僧侶がただ一人残されるのみであった。

エルフの僧侶だけが生残ったのは偶然ではない、マイルフィクスが意図してエルフの僧侶だけを残して他のメンバーを全滅させたのである。

なぜか?理由は簡単であった…そのエルフの僧侶が女性であったからである、
そして運悪く生残ってしまったエルフの僧侶…いや、エルフの娘に対してマイルフィクスは、凌辱を開始した…

元来、マイルフィクスを筆頭とする悪魔族には、通常人族が持ち合わせているような性欲と言うものがほとんど無い、
この世界に存在するために物質的な容を伴って存在しているが、悪魔族と言う存在は、精神生命体と言って良い存在である、
ゆえに、肉の喜び、肉の歓喜…等と言った、代物は持ち合わせていないのである。

なのに、何故?わざわざエルフの娘を凌辱などするのか?

答えは簡単である、肉欲を生残ったエルフの娘に求めたわけではない…仲間達を殺した者に犯される屈辱…
人以外の者に犯される恐怖…仲間達の屍の前で犯される哀しみ…
それらの負の感情をマイルフィクスは、この世界に存在するための糧とするためであった。

身体を矮小化(とわ言え身長2m以上はあるが)させたマイルフィクスが服を着たままのエルフの娘を背後から嬲る…
無慈悲に…娘の反応を楽しむようにしながら、僧衣の胸元に手が忍びこみ薄く小さな乳房を嬲り揉む…僧衣が少しづつ…引き裂かれていく…

「あっくぅぅ…」

『コイ…』

 マイルフィクスが迷宮の闇に向い声をかける…闇の中から二匹のオークが現れ、娘に近寄ると抑えつける…

「いひっ!いやっーー!」

 抑えつけられた娘が悲鳴を出す…オークに押さつけられえつけられ僧衣を引き剥がされていく、
泣き叫ぶ娘の僧衣が乱暴に剥ぎ取られ、白い下着が曝される…マイルフィクスの手が白い下着に伸びていく…長く節くれだった指先が下着越しに秘所をまさぐる。

「いやぁ――っ!やめて!誰か助けて!誰か!」

 娘の悲鳴がひときわ高く張り上げられる、しかし迷宮の闇に消え去っていくのみである…
僧衣が完全に引き裂かれ…僅かな布切れが腕に絡み付くように残されるだけになる…
万歳をした格好になった娘の両腕をオーク達が、そのまま押さえ込む…マイルフィクスの手が剥き出しになっている乳房に伸び乳房を揉み上げた。

「いやぁぁだぁ――!痛い!やめて!」

 まだ芯に硬さの残る娘の乳房を節くれだった手が容赦なく揉み上げる、
それは愛撫とか言うものではなく、娘の乳房を歪に歪ませ、苦痛と恐怖の悲鳴を上げさす事を目的としてるかのように見え…事実そうであった。

 娘の乳房を握りつぶすかのように揉み上げながら、マイルフィクスとオーク達は悲鳴を上げ抵抗をする娘を嬲る…
乳首を摘み上げ捻り引き千切らんばかりに伸ばす…オークがエルフ特有の長い耳を噛み刺激する…その度に娘は苦痛の悲鳴を喉から搾り出し、哀願の声をあげる。

「いやっ!こんなの、いやぁ――――!助けて!助けて――!」

 娘の悲鳴を耳にしながら、マイルフィクスは歓喜する…恐怖…絶望…それらの負の感情が自分の身体に流れこんできて駆け捲る…
歓喜…喜悦…マイルフィクスは、この行為に異常なほど興奮する…凌辱の快感、女を嬲る快感、恐怖と嫌悪…そして涙でグシャグシャになった娘の顔に至上の喜びを見つけだす…
マイルフィクスの股間に変化が起こる…ムクムクと迫出していく突起物…それがだんだんとペニスの形になっていく…

 娘の白い下着に手がかかる、すでに僧衣は足に履いているブーツを残して全て剥ぎ取られている…ただ一つ下着だけが娘の下腹部に残されていた。

 足をばたつかせて娘が必死の抵抗をする、しかしその抵抗も無駄であった。引き裂かれた娘の下着が投げ捨てられる…
投げ捨てられた下着がベショリと濡れた音を立てる…犯されると言う恐怖のせいだろうか?下着は失禁した娘の漏らした小水がたっぷりと沁み込んでいた。

 オークが娘の上半身をガッチリと押さえ込む、身動きを封じられた娘の上にマイルフィクスが圧し掛かる…
娘の両足をまるで荷物かなにかのように両肩に担ぎ上げたまま娘の唇に舌を這わせる、
首筋…鎖骨の窪み…乳房…舌が娘の身体を弄る、乳房に這わせた舌で乳首を苛む、勃起した乳首を舌先で嬲りながら強く噛む!

「イヒィ―――!」

 娘に甲高い悲鳴を上げさせながら、乳首から滴り零れた血を舌で舐めとる、舌はさらに下腹部に降りていき淡い茂みが香る秘所の割れ目に差し込まれた、
ビクン!と娘の身体が爆ぜる!、しかしオーク達に押さえつけられた身体はビクリとも動かない、娘にできる抵抗は泣き叫ぶ事だけであった。

「いやぁぁ……もう…もう!やめて!だれか!誰か!助けて―――!」 

 形作られたマイルフィクスのペニスが娘の秘所の入口を探すかのように茂みに中を突つきまわす…ブルン!といきり立っている巨大なペニスの先端から
こぼれ出した白濁した液がボタボタと娘の腹の上に落ちていく…娘は腰を必死に動かし、ペニスから逃れようとする…しかし、それは儚い抵抗でしかなかった。

 やがてペニスが娘の秘所の入口を探しあてる…秘所の入口に押し当てられたペニスが、娘の美肉を抉るかのようにズブズブと沈み込んでいく…

「うぎゃぁ―――――!」

 娘は叫ぶ、身体を引き裂かれる激痛!ブチブチ…と引き裂かれて行く秘部…膣一杯に捻じ込まれていく巨大なペニス…

「あ…がぁぁ…ぐぁ!…」

 あまりの激痛は娘の叫び声すら押し止める…眼鏡ごしに見開かれた瞳が激痛に血走る…大きく開け広げられた口から舌がとびだす…
ガクガクと身体が震えるように痙攣を引き起こす…




 両足を抱えこんだマイルフィクスが腰を乱暴に動かし、さらに股間を引裂いていく…ぶじゅぶじゅと血が結合部から溢れ出す…
その紅い血がやがて白く濁った液と混じり合いながら溢れ出す…マイルフィクスが打ち震えるように身体を身悶えさせる…
自分の体内に注ぎこまれて行く、おぞましい感触…娘の意識は暗黒の中に飲みこまれていった……

 娘をペニスに突き刺したままマイルフィクスは立ちあがる…マイルフィクスは知る…時が来た事を…
この世界に己の姿を保っていることが出来る時が終りに近づきつつある事に…

 ズルリ…娘の身体からペニスが引きぬかれる…ドサリ…と娘が迷宮の床に落とされる…

「う…くぅぅ…」

 落とされた衝撃で娘が意識を取り戻す…目の前に仲間の屍があるのが見て取れる…

 苦しい意識の下…娘は、仲間達の無残な姿と化した屍を見て思う…

(地上に戻れば…カント寺院に行けば…復活する事が…出来る…)

今まで、苦楽を共にしてきた仲間達である、ある意味で言えば肉親よりも深い絆で結びあっていた中間達であった。

しかし、次の瞬間!仲間達の屍の上にもとの姿に戻ったマイルフィクスの巨大な足が踏み下ろされ、屍は完全に粉砕された。

「いやぁぁぁーー!」

 娘の悲痛な叫び声が迷宮に響く…這いずるように娘は仲間達の屍に近寄る…すでに蘇生不可能なまでに破壊され尽くした屍の残骸があるだけであった…

「なぜ…なぜ…なぜ―――!!」

 娘の叫びを聞きながらマイルフィクスは笑う…最後の希望を目の前で踏み砕かれた娘の負の感情…これが彼が欲していた感情であった…
彼は娘の感情を充分に貪る…そして呪文を詠唱した…

『…マロール…』

 マイルフィクスがその場から消え去る…後には娘と2匹のオークが残されるのみである…
オークが娘に近寄る…オーク達は飢えていた…目の前のご馳走を見逃す気も無かった…しかし…その前にするべき事があった…

 二匹のオークが娘を犯している…もしもオーク達が住む地下坑道を見る機会があるのなら気がつくであろう…その住居の奥深くに捕らわれている娘達がいる事に…
エルフ…ホビット…人間…ノーム…
ドワーフ以外の全ての人種の娘が捕らわれ…肉奴隷として…緊急時の食料として飼われている娘達を… 

 二匹のオークは娘の口と尻に穴を同時に犯していた…マイルフィクスの巨大なペニスにより引き裂かれたヴァギナはすでに性器としての役割は果たしていなかった…
仲間を失い、自分自身も異形の怪物たちに凌辱されたショックは、娘に生きる希望を失なわさせていた…
オーク達の命ずるまま(無論、声にだして命令するわけではないが…)突き出されたペニスに舌を這わせ…オークの尻の穴を舐め…ペニスを受け入れていた…

 娘の尻の穴を嬲り犯していたオークが口を犯しているオークに眼で合図をする…二匹のオークは頷きあい…手に錆びた剣を握り締め振り上げる…

こうして一組の冒険者達が迷宮の闇の中に消え去った…迷宮の闇は、何事も語らず…ただ、新たな冒険者達を迎え入れるだけであった。


2005/07/21
「SH
RINE」



■comments■
100万ヒットを踏まれた蛙雷様よりのリクエスト
不朽の名作ウィザードリィより、クリティカルとレベルドレインでプレイヤーを苦しめまくる強敵マイルフィックの陵辱作品です。
氏からは作品のSSまで頂いてしまいました、この場を借りて感謝の言葉を〜
「有り難う御座います!そして遅れてゴメンナサイ!」

遅れ…て、未だ仕上がってないだと!?


……人丸?
……人丸?(怒)



m(。□。;)m
裏土下座

このパーティ、リセット押すタイミング間違えましたね(ォィ

【追記】
2006/1/26

取り敢えず塗り終わり、ぐは…
方向性間違った気がしますが、気にしない気にしない