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∴FANTASY LIVING THING PICTURE BOOK∴

■東妖神記・異聞 猫鬼憑■
■ DTO様 ■
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昔々、ある小国に大層可愛らしい公主(姫)が居った。

ある時、公主が床に就こうとすると、何故か寝所に気配を感じる。

不審に思って寝所を見回して見ると、物陰から猫の耳と尾を生やし、起伏の無い身体の線どころか

胸の二つの隆起や小さな桃果のような裂け目まで見えそうなほど薄い紅布のみを身に纏った小さな女の子が

歩み寄ってきた。

すると少女は寝台に上がり込んで、あろうことか公主の唇を奪い、

口腔の中をざらざらした舌でねぶり回したのだ。

公主は、その一瞬でまるで酒に酔ったかの様にとろん、と正体を無くし、

何の抵抗もできずに寝台に押し倒される。


「んふふふ〜♪公主さま、とてもおいしそう……」


淫欲と遊び心と、そして食欲のないまぜになった妖艶な、しかし肉食の獣の様な不穏な相を浮かべて

少女は公主の寝間着をはだけ上げ、尻を楽しげに左右に振りながら公主の下腹部に顔を埋め、

自慰の経験すらない文字通りの処女地を、その舌で割り割いて侵入し、ぞり、ぞりと愛撫し始めた。

一種の催眠状態の様な状態の公主は、最初は人形のように無反応であったが、

徐々に微かなうめき声をあげ始め、しまいにはその焦点の合わぬ目をめいっぱいに見開いて、

産まれて初めての絶頂を迎えたのであった。

それから夜が明けるまで、公主は少女からありとあらゆる淫技をもって、その青い未熟な身体に、

未知の快楽を刻みつけられていった。

翌朝、王や家臣達は公主の顔が妙に上気しているのを不審がったが、

その裏で僅かに表情や立ち振る舞いから生気が失われ始めている事には、まだ気づいていなかった……

そして次の晩にも少女は訪れ、やはり朝まで公主と睦みあい、次の朝の公主の心身の衰弱は、

急激に顕著な物になっていた。

流石に周囲が不審に思い始めた時、王宮に訪ねて来る者があった。

それは元は豪奢な服であったろう襤褸を纏った小柄な老人であった。

衛兵はその怪しげな風体もさることながら、それどころではないと追い返そうとしたが、


「公主に何か変事があったのであろう?このままでは、公主は明日まで持たぬぞ」


と、明らかに内部の物しか知らぬ事を言い当てたので、彼は今や困り果てた王の御前に通された。

もはや藁をも掴む心境の王は、このみすぼらしい老人を公主を救うために現れた神仙であると考え、

平身低頭して必死に助けを乞うた。


「公主の症状は、いったい何が原因なのでしょうか。」

「うむ、これは猫鬼、つまり猫の鬼神の障りによる物じゃ。」

「猫鬼…それにはいかな障りがあるのですか。」

「猫鬼は人の生気を食らう…相手を犯して交接することでな。

猫鬼は三晩かけて狙った相手に通い詰め、そして生気を吸いつくして殺してしまうのじゃ。

それだけならば三日が過ぎてもすぐに儀式で邪気を祓えは助かるが、悪い事に今公主に憑いているのは

同性の猫鬼、つまり牝の猫鬼じゃ。男が牡に、女が牝に犯されたならば、三日以内に手を打たねば助からぬ。

わしの見立てでは、今宵がその三日目となろうな…

なに、案ずるでない、そのためにわしが来たのだからな。」


そう言うと老人は、周りに聞こえぬほど小さく早い声で呪文の様な物を唱えた。

すると不意に突風が吹き荒れたかと思うと、老人の前に二つのつむじ風が行儀よく並んで現れ、

やがて空の彼方へと消えて行った。


「うむ、これで夜明けにはすべて片が付くであろう。」


そう自信たっぷりに断言したこの不思議な老人を、

王をはじめとする城の者達は不安げに見守るばかりであった。

そしてその夜、やはり公主の寝所に現れた少女―猫鬼は、

寝台で寝息を立てる公主の所へと足を運ぼうとした。

その瞬間


「ふぎゃぁっ!!」


不意にけたたましい叫び声が響き、騒ぎを聞きつけた守衛が何人か寝所になだれ込む。

そして彼らが目にした物とは、

猫鬼の少女と同じ耳と尾を生やした、背丈も同じぐらいの薄い緑布を纏った小さな童子が、

二人がかりで少女を組み敷いて犯している所であった。


「んぐっ、ふ〜〜〜〜〜っ!!」


両腕を鳥の羽根のかたちにねじり上げられて尻を突きだした格好になっているのを、後ろから童子の一人が

子供特有の身勝手さでもって、乱暴に腰を使い、幼い秘唇に侵入を繰り返す。

悲鳴がくぐもっているのは、もう一人の方が口腔にペニスを突き込んでイマラチオを行っているからだ。

やがて口を犯していた方が盛大に精を放つと、気管にでも入ったのか少女は涙目になってえづいた。


「うぇっ……だ、ダメえ、乱暴にしちゃや、だ、よう……」


公主を犯していた時の床慣れした感じが嘘のように、二人の童子―牡の猫鬼に翻弄される少女。

だがその一方で少女のあどけない身体は、「同胞」からの激しい攻めを既に快楽として受け止め始めていた。


「あうあ、あつい、おなかのの中、あついのぉぉぉぉ。」


不自由な体勢でもせめて自発的に快楽を得ようと、ペニスを突き込まれる度に尻を左右に揺らす少女。

やがてその胎内で精が弾け、ペニスを抜かれると共に割れ目から大量の精液を溢れさせると、

少女は糸の切れた人形のように脱力し、ぐったりとして床に転がされた。

だが、無論それで凌辱が終わるなどと言うわけは無い。

ペニスを引き抜いた童子は、少女を抱え起こすと身体を裏返し、向かい合って抱き抱えた。

そして、口を犯していた方の童子に向けて少女の尻たぶを押し開き、菊座を露にした。

アヌスを使わせようというのだ。

お互い一度や二度の射精では、またまだ収まりなど付かぬ。

やがて二つの肉棒がそれぞれの肉穴に入り込み、リズミカルに抽送を開始した。


「うああああぁっ!!イイ!!イイのぉつ!!ちんちんいいっ!!

お尻もおまんこも気持ちよすぎるのぉぉぉぉ!!」


肉のサンドイッチとなり、我を忘れてアクメに乱れ狂う少女。

それは、鬼神としての彼女が敗北したという事に他ならなかった。





次の日の朝、公主は文字通り「憑き物が落ちた」様に、すっかり生気を取り戻していた。

王は公主を救った老人に非常に感謝し、その日の夜に豪勢な酒宴を設けてもてなした。


「しかし、何故あのような妖物が公主に憑いたのでしょうか。」


そう王に聞かれた老人は、何やら慎重に言葉をえらんで


「この世には、『召鬼』と言う術があってな……」


と、説明を始めた。

曰く、猫鬼の様な鬼神は、しかるべき術を持ってすれば、狩りに使う犬や鷹の様に自在に操れるのだという。

そして、そう言ったモノによる攻撃を退けるのにも、やはり鬼神達は有効なのだそうだ。

故に今回の事件は、公主に恨みを持つか、あるいは消えて欲しい何者かの仕業であり、

老人はそれを制するのにやはり鬼神の力を用いた、と言う事だそうだ。


「ちなみに、鬼神を他人を害するのに使うのにはある種の危険が伴う。なぜだかわかるか?」


そう聞かれて王が首を横に振ると、老人はにやりと笑って


「敗れた鬼神は使役していた者を襲うからじゃ、しかも破った鬼神と一緒にな。」


と答えたのであった。

王は最後に、老人に幾らでも褒美をやろうと申し出たが。


「そんなものは要らん、そうさな…この国のはずれに、古い廟があっただろう。

今はすっかり荒れ果てて、何を祀っていたのかも判らん有様だが、元々は大した場所だったらしい。

あそこを直せば、今回の様な妖物が闊歩するのも減るだろうよ。」


とだけ頼んで、それからしばらくしてふっ、といなくなってしまった。

その後、王は老人の言ったとおりに廟を立て直し、詳細の判らぬ元の祭神の替わりに

公主の命を救った老人を「猫大帝」として祀ったという。



さて、これでこの話はおしまい、と言いたいところだが、実はまだ続きがある。

老人が猫鬼を調伏した明くる朝、王の側室の一人が自室で亡くなっていたそうだ。

亡骸には目立った外傷もなく、周囲は首をひねるばかりであった。

だが、その真相は……



「あっ!あっ!んぁぁぁぁぁぁん!!!ひいぃぃぃ一!も、もう許してぇぇぇぇ!!」


女ざかりの豊満な肉体を揺らして、側室は三体の猫鬼に犯されていた。

前後の穴には既に何度も精が放たれ、少女の舌が体中を舐めまわし、くすぐったく火照らせる。

三晩で命を奪う猫鬼に、三人がかりで凌辱されてはひとたまりもない。

自業自得と言うべきか、側室は夜明けすら待たず息絶えた。

やがて三体の猫鬼達は、動かなくなった玩具を打ち捨てると、部屋の中を物色し、

やがて一巻の木簡の巻物を見出すと、それを持って三陣のつむじ風となり、窓から飛び立っていった。

後に残ったのは、末期の快楽に歪んだ顔の側室の死体のみであった。

旋風と化した猫鬼達は、国のはずれにあるさびれた廟に降り立った。

巻物を携えた緑衣の一体が、その奥へと入ってゆく。

やがて奥に到着した猫鬼を待っていたのは、はたしてあの不思議な老人であった。

老人は猫鬼から巻物を受け取ると、さっと広げて中身を改め、また元に戻した。

巻物にはこう書かれてあった「猫鬼使役之方」……


「わしの廟から盗んだ書物、確かに返してもらったぞ、徐夫人。胎に王の子を宿して、少々欲が出たか。

なんとも浅ましい事よな。まあ、これでわしの家も新しくできる。それだけには礼を言うべきかの。」


そう言いながら、老人はふと巻物を持ってきた猫鬼の方を見た。

猫鬼は一見恭しくかしこまっているように見えたが、時々落ち着かない様子で外の方をチラチラ見ている。

耳を澄ませてみれば、何と猫鬼が睦みあう無邪気な嬌声が聞こえて来る。

それを聞いた老人は苦笑いしながら


「もうよいぞ、お前も行って混ざってこい。何しろ久しぶりの新入りだからの。」


と、手の甲をぱたぱたさせて下がらせた。

老人は、喜色を隠しきれずに一目散に外へ駆けてゆく猫鬼を見ながら。


「さて、わしもそろそろ休むか。この廟が新しくなれば、わしも忙しくなるかもしれんからの。」

とつぷやき、長い尾を揺らめかせながら、廟の奥へ帰っていった。



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